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カテゴリ:日常
「健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、『理想の自分』との比較から生まれるものです(『嫌われる勇気』P.92より)」
これを読んで、保育園の頃によく見た、こんな夢を思い出しました。 怪獣や怪人に追いかけられて、必死で逃げるのですが、足が空回りしてなぜか速く走れず、もう捕まるっ、もうかじられるっ、の寸前でドキドキしながら目が覚めてホッとする夢。 その当時のウルトラマンや仮面ライダーの怪獣・怪人は、小さい子にとって、見た目が怖すぎるデザインが多かったのが原因だと思います。 小学校に上がり、町道場で空手を習い始めて何年かしたあるとき。 ささいなことから同級生の男子と喧嘩になり、「空手を喧嘩に使っちゃいけませんよ」と親からも空手の先生からも強く言われているにもかかわらず、つい足が。 ズドーンッと吹っ飛ぶ相手を見て、ようやく「ほんとだ、使っちゃだめなんだ」と実感が湧きました。 そのことをきっかけに、怪獣の夢が変わりました。 追いかけられるところまでは同じですが、途中で左腕に波動砲が装着されるようになりました(『宇宙戦艦ヤマト』再放送の影響だと思います)。 捕まる寸前に波動エネルギーの充填が完了し、余裕で振り向いてズドーンッ。 細田守監督のアニメ映画『バケモノの子』では、熊のバケモノ、熊徹(くまてつ)が人間の子、九太(きゅうた)に剣術を「胸ん中の剣が大事なんだよ!」と教えていました。 『ワンピース』のルフィは旅の序盤、仲間になる前のサンジが働く海上レストラン「バラティエ」を襲ってきた海賊ドン・クリークを、素手で撃破します。 強敵ひしめく海、グランドラインから逃げ帰ってきたクリークは、どんな手を使ってでも生き残るため、身を包んだ鎧に槍や爆弾、毒ガス弾etc. 何百という武器を隠し持っていました。 その鎧ごとルフィは、素手で殴り壊します。 サンジの師匠でバラティエのオーナー、赤足のゼフ曰く「全身に何百という武器を仕込んでも、腹にくくった1本の槍にはかなわねぇこともある」 怪獣の夢は、そのうち見なくなりました。きっと波動砲も前蹴りも、胸の奥にしまわれたと、そう思っています。 喧嘩になったその男子は保育園時代、ぶっきらぼうだけれど、レゴのようなブロック玩具で機関銃を作ってくれたりと、いいやつでした(今さらながら、蹴ってごめんなさい)。 理想の自分から今の自分への架け橋をレゴで作るとして、その最初、人によっては最後の1個が、胸の中の剣や、腹にくくった槍なのかもしれません。 皆様にもそれぞれ、とっておきの1個が見つかりますように。 均整お知らせコーナー 1)『身体均整法学園』東京校「平日夜間1年コース」「隔週土日2年コース」の来年度受講生募集説明会を、毎月開催しています。 「身体均整法学園」東京校説明会日程 3)輪ゴム均整の本も好評発売中です。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。増刷もされました。皆様の健康のお役に立ちますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月22日 06時36分47秒
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