カテゴリ:美術鑑賞
鹿児島市立美術館で開催中の特別企画展「バロックの巨匠たち」。 絵画には詳しくないけど、見るのは好き!!ということで、足を運んでみました。 鑑賞開始となる9時30分に入館しましたが、夏休み期間中ということで子供達も沢山来場していました。 こういう世界の名画を直接目にする機会を子供の頃から身につけることって、素晴らしいですよね。 私自身、美術館に自分で足を運んだのは多分大学生になってからが初めてだったような記憶が・・・。 Wikipediaでは バロック(伊: barocco, 仏: baroque 英: baroque, 独: Barock)とは、16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアのローマ、マントヴァ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式である。 バロック芸術は秩序と運動の矛盾を超越するための大胆な試みとしてルネサンスの芸術運動の後に始まった。 カトリック教会の対抗改革(反宗教改革運動)や、ヨーロッパ諸国の絶対王政を背景に、影響は彫刻、絵画、文学、建築、音楽などあらゆる芸術領域に及び、誇張された動き、凝った装飾の多用、強烈な光の対比のような劇的な効果、緊張、時として仰々しいまでの豊饒さや壮大さなどによって特徴づけられる。18世紀後半には新古典主義(文学、音楽は古典主義)へと移行した。 と、紹介されていました。 ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ベラスケスなど、美術にあまり造詣の深くない私でも名前を聞いたことのある作家の作品の実物を、すぐ目の前で見られるのって、やはりテンションが上がります!! しかも、あちこちの美術館に収蔵されている絵画を同時に見られるのは、美術展ならではのメリットですよね。 会場は 第1章 イタリア絵画 第2章 オランダ絵画 第3章 フランドル絵画 第4章 ドイツ、フランス、スペイン絵画 と、4つのブロックに分かれており、宗教画、風景画、人物像など時代や土地によって変化する各流派の違いや変遷を比較しながら楽しむことが出来て、とても面白かったです。 あと、今回の美術展ですが、絵画の横にある説明書き=キャプションは、その作家についての説明が添えられていて、絵画に描かれている人物や神話のテーマなどについての案内は、別途ガイドシートが会場入り口に置いてあり、それを手にしながら絵を見られたのが、とっても良かったです。 その絵画はどのような意味で描かれたのか、特に宗教画に込められた意味などは、我々には解りにくいので、絵の横にあるキャプションをじっくり読んで理解することが多いのです。 例えば、静物画に描かれている様々な果物ひとつひとつに意味があるなんて、深く考えてみることはないのですが、今回は説明書きを手にしながら見られたので、絵画の横のキャプションにとらわれることなく、絵画を近くで見たり遠くで見たりすることが出来て、普段よりも楽しめたとような気がします。 ちなみに、子供向けのガイドシートも別途準備されていており、市立美術館の心遣いが本当に嬉しいでした。 この絵画展は9月3日の日曜日まで開催されていますので、お時間があれば、一度足を運ばれるのもいいと思います。 ちなみに、館内の空調の温度は、かなり低めに設定されていますので、一枚羽織るものを持って行かれることをお勧めします。 古い絵画の品質管理のために、空調は低めの設定というのは解っていたのですが、第一会場を鑑賞しているうちに、寒くなってしまい、後半は駆け足で鑑賞せざるをえなかったのは、自分の調整ミスでした。 これから見に行かれる方の参考となれば幸いです。 鹿児島市立美術館特別企画展「バロックの巨匠たち」の詳細は、コチラ!! ↓ 特別企画展「バロックの巨匠たち」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月18日 12時31分34秒
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