猫に生まれた幸せ
こんちゃですわたし、きな子と申します今は堂々たる体躯を誇っておりますが、実は去年の今ごろ、食うや食わずでヨロヨロのところを、ご主人さまに拾われましてん物心ついた頃には、道端で、親の顔も知らず、スモッグにまかれながら、車のタイヤを避け、カラスの襲撃から逃げ回り、残飯、虫でも爬虫類でも食べながら奇跡的に命を繋いでおりましたこの家にたどりついた時には、ヒョロヒョロに痩せ細り、もうあかんと諦めておりましたが、ちょうど、先住猫🐈さんの1匹がおなくなりになっていて、住み着くことができたのです親兄弟の顔も温もりも知らぬ身ですが、労せずして3度3度の食事にありつけて、寝床に困らぬ身でありますこれがもし、牛やら豚やら鶏などに生まれていたら……いや、何も申しますまい猫に生まれついたのも、わたしの預かり知らぬところでございます