いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

2020/09/03(木)14:20

浅田次郎著「帰郷」を読み終わりました。

読書(177)

昨日のブログにコメントありがとうございました。 今日は朝から晴れていましたが10時頃急に雨が降りました。 少し前から黒い雲がでていたので洗濯物を早目に取り込んでおいて良かったです。 日差しが強いのでほとんど乾いていたので濡れる前に間に合って良かったです。 昨日買い物に行っておいて良かったと思いました。 雨が降った10時頃昨日は外を歩いていました。 私は子供の頃動物園は好きでよく行きましたが、遊園地は行きたいと思いませんでした。 乗り物酔いがひどくて苦手だったからだと思います。 としまえんには社会人になってから無料の券がもらえたので行きました。 小さいジェットコースターだからいいかと思って乗ったら逆さまになったり斜めに回転したりでひどい目にあいました。 友人に誘われて行った時に見た花火はとてもきれいで迫力があり良かったです。 お化け屋敷は期待していたほど怖くなかったと思います。 メリーゴーランドは乗った記憶がないのですが、人気があり古く素晴らしいもののようで保存されるようです。 老朽化やコロナの影響でお客さんが減って知っている場所が無くなってしまうのは寂しいです。 集英社文庫のナツイチで去年買ってあった浅田次郎さんの「帰郷」を読み終わりました。 これは外地での戦争の体験や戦争から無事に帰ってきた兵隊さん達が戦後どういう思いで生きてきたかが書かれた6つの短編から出来ています。 今まで戦争のことが書かれた本はあまり読んでいなかったですが、ちょうど終戦記念日の頃に読んで良かったと思います。 私の父は戦争には行っていないし、ほとんどその頃の話を聞いていないです。 義父や義父の兄弟は戦争に行って義父は無事でしたが兄弟は外国で戦死しています。 今は実際に戦争を体験した方が少なくなってきて、戦争の悲惨さを伝えられなくなり忘れられてきていることが心配です。 この本を読んでみると何とか生きて戦争から帰ってきた人の心にも他人には語ることが出来ない大きな精神的ダメージが残る事がわかります。 特に異国の島での体験は衝撃的なものが多かったです。 ジャングルの中で出くわして怖いものは味方の兵だったとか、兵隊の肉を腹に収めて国に連れて帰ったものが生き残り、生き残った者はもうお国の勝手で飢え死んではならないんだとは衝撃的でした。 これから亡くなる事がわかっている特殊潜航艇の中での海軍予備学生の会話も心に残りました。 「戦死だろうが殉死だろうがかまうものか。俺は人を傷つけず、人に傷つけられずに人生をおえることを心から誇りに思う」 せっかく苦労して外地から戻ってきた復員兵が戦死したことになっていて故郷に帰れず妻子にも会えなくて、その悲しさを娼婦のマリアに聞いてもらってお互い同じような境遇でもう故郷には帰れないが二人で生きて行こうとする本の題名にもなっている「帰郷」にも感動しました。 それぞれ重く悲しい内容ですが知っておきたいことだと思います。 戦争によって人の心も変わってしまわぬよう戦争のない平和な世界が続いて欲しいものです。 興味のある方は読んでみてください。

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