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カテゴリ:きららアート
ツアーは実質最終日。 この日、関空グループは朝一の飛行機で帰国。 そしてわれわれ成田空港グループは、ベルサイユ宮殿~ふたたびアル・サン・ピエール鑑賞コースののち、19時の飛行機でシャルル・ドゴール空港を発った。 ベルサイユ宮殿はこの世のものとは思えない豪華絢爛さ。日本じゃ考えられなくないですか?中尊寺の金色堂もかすんで見える気すらする。 そしてまた、アル・サン・ピエール。この日は館長さんが、地元住民と思しきグループに自ら解説していた。うちのケンビじゃ考えられないフラットな風景だ。 館長さんともお話したかったが、言葉の壁が厚くて高くて険しい。 そしてもうちょっと本を買いたかったけど、フランス語わかんないし、お金ないし、スーツケースはぱつんぱつんだし。で、あきらめる。とほほ。 そしてフランスを発つ。 12時間のフライトはあっという間。夜発った飛行機が、翌日の夕方日本に到着するというのは、なんだかすごく変な気分かも。 10数年前、とてもひょんなことから、障がいのある人のアートに関わるようになったころには、まさかパリにまで行かさるとは夢にも思わなかった。 岩手の活動が、枝葉の広がりよりも、大地に深く深く根を下ろしていく営みのように実感するようになり、国外というのはいよいよ別世界なんじゃないかと思うようになっていった。 今回関係者のご尽力によって、こういう展覧会が開催されて、正直まだあまりどれほどのことなのかという実感がなかったのが、ようやく少し、すごいことが起こりつつあるようだと感じられるようになった。 パリ展はゴールじゃない。だからといってパリから何かが始まるというわけでもない。脈々と先達がつむいできた大いなる道の、その途中にある大きな出来事なのだと思う。できることなら、その道の果てまでの、行けるところまで行ってみたいものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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