Freedom×ROCK＋Days

rewindされた記憶。

光を恐れる僕に
君が
声を掛けた気がして

ゆっくりと
目を開けたけど

そこは
何の変わりもない
散らかった僕の部屋だった

自暴自棄になって
誰彼かまわず愛を振りまいて

恨まれて傷ついても
最悪もう二度と君に会えなくなっても

君が喜ぶなら
それでいいかなって

君が苦しむなら
それもいいかなって

どんなに足掻いても
君が僕を抱きしめてくれないなら

そういう運命だと
すでに仕組まれているなら

ねぇ神様

僕が君に逢った意味って何

僕がこんなにも君を求める意味って何

ねぇ神様

僕にくれた"愛"って何

呼吸を整えて
もう一度目を閉じるけど

暗闇は怖くて
光も怖くて

居場所がなくて
もがいて

そんな時に
君が僕に触れた気がして

瞼に浮かぶ君が消えないように
目をぎゅっと瞑るけど

鼓動の音が邪魔して
結局掴めないまま君が散る

目隠しされた僕
君がまだそこにいるかどうかは
目隠しを取るまでわからなくて

でも

いなかったらいなかったで
それはそれでいいんだけど

せめて
声が聞きたいな

こんな世の中だから
もう一度君に会える気がしてしまうのは

甘えかな
チャンスを殺してる

なんとなく
また会える気がして
声をかけなかった
あの春のお別れの日

君の香りなんて
記憶に残るほど
嗅いだことはないのに

漂う空気が
僕に伝える
君の思い出

今になって
君がこんなに恋しいのは
思い出の補正のせいかな

空間を飛び越えて
君に届けと祈る

暗闇の中に
君が見えた気がして

昔の呼び方で
君を呼んでみたら

あの頃の君で
応えてくれた気がして

これはこれでいいかな

悠々閑々
プログラムされた日々を歩むのも
悪くないかな

なんとなく
また君に会える気がするから