母のこと
久しぶりに母の夢を見た。詳細はわからないけど、夢の中でもやっぱり母はおかしなことを言っていた。目が覚めて。夢の中でもとんちんかんな会話をしたなぁと思う。でも現実よりもきっと話は通じていた。母は施設にお世話になっていてもう現実を生きていないように感じる。よくあるような「どちら様ですか」と言うことはないけど私を娘だと言う感覚もないように思う。自分の年もせいぜい17.18だと思っているようだし何に怯えるわけでも心配するわけでもなくある意味、楽しそうに生きているように思う。そこに至るまではもしかしたら葛藤や怯えや恐怖があったのかもしれないが、今はそんな感情はすっかり忘れている。私も初めはなかなか現実を受け入れられなくて過去の母を思い出しては泣き先を思っては心配で泣き。そんな時期も過ぎた。だけど、今日のような夢をみるとあー本当にもう母とはちゃんとした会話をすることがもう二度とないのだと言うことを思い知る。胸が喉が詰まって涙が出る。お母さん。