128423 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

素敵な旅をしよう♪

素敵な旅をしよう♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

天鳥そら

天鳥そら

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(38)

☆はじめに☆

(1)

☆お知らせ☆

(2)

☆☆一斉ヒーリング記事☆☆

(26)

つれづれ

(57)

夢話

(8)

不思議体験

(43)

【物語】竜と人魚

(26)

【物語】Starting Is Beautiful

(40)

【物語】幸福のひと

(32)

【物語】幸福のひと:ルエラとリク(番外編)

(7)

【物語】幸福のひと:遺品(番外編)

(13)

【物語】幸福のひと:王様とマリー(番外編)

(27)

【物語】はじまり

(74)

【物語】はじまり:はじまりのひと(番外編)

(14)

【物語】桃源郷

(29)

【物語】桃源郷:桃月

(10)

【物語】桃花幻想記

(49)

【物語】桃花幻想記:秘密の小瓶

(8)

【物語】桃剣幻想記

(21)

【物語】桃源郷:龍水湖

(11)

【物語】桃源郷:来訪者

(16)

【物語】祈りの人

(11)

【物語】祈りの人:癒し人

(12)

【物語】祠

(17)

【物語】祠:異世界

(9)

【物語】祠:泉

(10)

【物語】祠:喜び

(16)

【物語】祠:青鷺

(14)

【物語】祠:ティータイム

(16)

【物語】祠:蓮華

(12)

【物語】祠:檜

(7)

【物語】祠:森

(11)

【物語】祠:灯台

(8)

【物語】祠:命

(15)

【物語】祠:黄金

(14)

【物語】過去世:三兄妹(長編)

(19)

【物語】過去世シリーズ(短編)

(14)

【別ブログ】☆夢風船☆

(6)

【別サイト】おとぎの国

(1)

読書

(11)

絵本

(17)

映画

(3)

健康

(4)

神社・仏閣

(10)

おでかけ

(1)

アート

(33)

アートのお申し込み

(1)

オーラソーマ

(13)

スピリチュアル

(4)

伝授の感想(受けたもの)

(6)

楽天旅ノート

(11)

英語学習

(4)

マンガ

(2)

楽天アフィリ

(1)

ネットビジネス

(1)

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

【楽天ポイントモー… 楽天ポイントモールさん

のんびり、やさしく。 さつきのひかりさん
なにが見えてる? umisora1897さん
ミカエルブレイズ たんたん4531さん
尚さんの気まま暮らし Naoさんさん

Comments

天鳥そら@ Re:一人暮らし(12/15) 背番号のないエース0829さん はじめま…
天鳥そら@ Re[1]:本の紹介(05/25) pyoさん >こげぱん旅日記、沖縄編を持…
pyo@ Re:本の紹介(05/25) こげぱん旅日記、沖縄編を持ってますよ~…
天鳥そら@ Re:きれー(04/30) ジゼルさん 綺麗に撮れて、嬉しかった…
ジゼル@ きれー 光と影と緑のコントラストがきれい(^^)
2012.03.14
XML
カテゴリ:【物語】祠
 
 祠 8

 ~習慣~


島に来た時は、まだまだ病院通いがやめられず、
薬も一日に何度か服用していました。
それが、ひとつ、またひとつと減っていったことに
喜びを隠せません。

健人の両親に薬とは別のもの、身体に良いとされるカプセルを勧めてくれたのも、
楠家の人たちでした。
それと同時に、環境や心、意識が体に与える影響なども
少しづつ伝えてくれました。

体に良いことを生活のなかに少しとりいれることで、
ずいぶんと変わることをゆっくりと教えてくれました。

「康人君、ありがとう」

こうして、朝日の中をランニングしていることは、
まるで夢物語のようでした。
康人は、ぷいっとそっぽを向いて呟きます。

「俺が教えたんじゃねーし!」

「あ、照れてる」

「うっせ!」

笑いながら二人でどつきあってると、
浜辺で散歩しているおじさんが見えてきました。

「こうおじさーん!」

「わたるだ!航!」

最初の頃に、福子さんが、こうちゃんと呼んでいるのを聞いてから、
健人は、すっかりそう呼ぶのが気に入ってしまいました。
本名を聞いた今でも、こうおじさんと呼んでいます。

「また、誰か船に乗せるの?」

ガラス細工の仕事の合間に船を操って、
島と島との間を行き来します。
手が空いている時は、人を乗せることもよくあることでした。

「お前のお客を乗せるんだよ」

健人の頭を大きな手でなでて、笑います。

「誰?お母さん?」

「お前のお姉さんだ」

健人の様子をたまに見にくる両親かと思って尋ねた
健人は、嬉しそうに顔を赤くしました。



つづく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.03.14 08:53:34
[【物語】祠] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X