物語
今日更新した物語に、タクシーの話題がでてきます。それと一緒に、私にとってキーワードとなっていたのは、“おじさん”でした。両親の実家は、関西の姫路にあります。父の家系は、武士の家系で姫路に縁が深かったようです。そして、母の実家の本家は、九州にあります。分家だったのですが、戦災の折に、関西の神戸にやってきました。曾祖母は、畳や建具なんかを造る職人とやり取りをして、商売をしていました。祖母の家に婿養子としてきたのが、私の祖父です。この頃には、もう、本家との交流はないですし、関西での縁が強くなっています。母は、四人姉妹、他の三人は実家の近くにお嫁に行きましたが、私の母は、父と共に、関東にやってきました。絵に描いたような核家族だったんですね^^;親戚との交流は蜜にしていましたが、それでも寂しい気持ちが強くありました。ここから、おじさんの話になるんですが、これは、私ではなく、母にとっての叔父です。私からみれば、大叔父でしょうか。母の小さい頃に亡くなっているので、もちろん私は知りません。ただ、昔聞いた話のなかに印象的なものがあります。大叔父が亡くなる前、大叔父は夢をみたそうです。目の前にタクシーが来て、『乗りなさい』と言われたそうですが、大叔父は夢の中で断ったそうです。そうしたら、ちょっと危なかったのですが、目を覚ましたそうです。それでも、もう弱っていたので、自然に息を引き取ったそうですが、母はその話をよくしていました。私は、すっかり忘れていたのですが、この物語を書いて、やっと思い出しました。“タクシー”と“おじさん”思わず、『タクシー乗りたくなかったの?』と尋ねてしまいました^^,それと、私には知的障害をもった弟がいるのですが、弟は、大叔父にそっくりなのだそうです。書いていて、そんな話を思い出しました(^^)