アート
『慧』これは、私の父の話です。私の父は、地元の結束力が強い地域で生まれて育ちました。ご近所同士での結婚が多く、姓が同じ家が多いんですね。ご近所が、ほとんど家族や親戚のようなものでした。そのなかで、父は一所懸命勉強をして、地方の大学に進学しました。その後も関東に職得て、地元を離れ、そのまま結婚して、ここで暮らしています。そのことで、父の家族の間でわだかまりみたいなものがありました。それが、ふっととけてでてきたのが、『そんな遠くに行ってしまって』という想いと、『あなたが元気でやっていてくれれば、それでいい』という祖母の想いでした。一瞬、祖母の顔が浮かび、ふっと光に包まれました。これは、父のなかにある罪悪感のようなものも一緒に解けたのではないかと、私は感じました。私のなかで起こったことなのですが、涙ぼろぼろでした^^;