2004/10/27(水)21:33
「たったひとつのたからもの」
昨日夜9時~NTV系列でやっていたドラマ「たったひとつのたからもの」。
ロンブーと重なったので、こっちは改めてちゃんと見ようと思い録画して、今朝見ました。
松田聖子と船越英一郎のコンビで、船越さんはいいとして聖子ちゃんかぁ・・・とは思ったんですが、実生活でもお母さんなわけだし、私は個人的に結構聖子ちゃん好きなので期待してました。
「たったひとつのたからもの」といえば、明治安田生命のCMで、小田和正さんの「言葉にできない」のBGMと一緒に流れて来る一般の方の投稿写真のうちの1コマとして放送されて、そこからどんどん広がって、本も出版されましたよね。
海辺でお父さんが男の子を抱いている写真が表紙にもなっていました。
感想としては、聖子ちゃんも上手だったし(不自然さを感じる面はちょっとあったけど←常にフルメイクだったり^^;)、船越さんも味があって、良かったと思いました。
何より誰より、秋雪くんの役をやった子役の3人の男の子が、とても上手で、たまに見せるしぐさなんか、演技なのか素なのかわからないくらいで、他の演者さんがどうでもよくなるくらいでした。
“ダウン症”だけではなく、障害を持った子供たちは世の中にたくさんいて、やっぱりちゃんとした理解を得られずに苦しんでいる親子はたくさんいると思います。
ちょうど金八先生でも障害を持った女の子が出ていますが、こういう話題をドラマに組み込んでくるようになっただけでも、“心のバリアフリー”は少しずつ浸透してきているのだろうか??なんて思っていました。
最近、私の愛する妻夫木聡(ブッキーですね)の「ジョゼと虎と魚たち」を見たばかりで、それでも障害を持った女の子とのお話がテーマになっていて、プラスこないだ乙武洋匡さんの「五体不満足」ももう一度読み返したばかりで、色々と考えることの多いこの頃です。
無理やり自分の方に話を引っ張りますが、乳がんも何でも、結局は一緒で、病名だけじゃなくて、ちゃんとした知識を基にした認識や理解を求めている“当事者(患者や家族、または医療者とか)”はたくさんいますね。
間違った認識によって、傷つくのは、結局は本人たちだと思います。
何かあるたびに取りだたされたり、責任を問われる現場の医療者の皆さんも、ある意味では犠牲者だと思います。
皆が皆、病気になってから大きなドラマ性を持つような人生ではないですよね。病気になったからといって、何かが急激に変わったり、聖人になるわけでもないです。でも、当事者のほとんどはそうなんだし、むしろこれから続いてくる人たちに必要なのはそういう人たちの体験談だったりアドバイスではないかと思います。
そういう小さな声が徐々に広がれば、大きな輪ができますね。
有名人が声高に訴えれば、確かにインパクトがあって普及は早いかもしれませんが、一般の人にとって一番リアルなのは、自分たちのすぐ近くにいる普通の人たちの実体験とか、声じゃないかな・・・
上手い表現ができませんが^^;
今日のアトムは、弟につぶされそうになってますー^^;