Mayuとあなたと。

2004/12/22(水)00:27

「相手の気持ちになる」こと

Mayuの独り言(31)

うーん。。。 昨日ある乳がん患者さんに、 「あなたは抗がん剤やってても髪の毛が全部抜けたわけでもなければ鬱になったわけでもないんですよね。」 と言われてしまいましたー。初対面ですよ、初対面。 クリニックの患者さんのようです。 で、9月に北海道の出版社が出した医療雑誌で私のページを読んでいて、知ってたようです。 診察室前に名前を呼ばれたとき、じーっと見られたのは知ってたんだけど、超音波待ちの最中に私がその人の隣に(たまたま)座って。 「あなた、財界(さっぽろ)の雑誌に出てた方?」と聞かれた。 恐らく、この後には「そんなあなたが、本当に私(たち)の気持ちがわかるといえるのでしょうか?」とかって続くのでしょうか。 確かに、抗がん剤やって全部は抜けきらず、結局ウィッグのお世話にならず帽子でしのぎました。 元の毛量が多いのと、ストパーが取れてボリュームが出ていたことで助かった部分もあるのですが。 で、今はというと普通のショートカット(耳下だけど、肩につかない程度のボブ)なわけです。 その方は頭にスカーフを巻いていました。 髪の毛のことを(全部抜けるという経験をしたことのない)私が言うのがムカつくというのは、まぁいいとします。 が!!! 「鬱にもなってないでしょ」発言はいかがなものかと。 よっぽど「あなたに私の何がわかりますかぁ????」って言い返してやろうかと思ったくらいよ!!!!! あまり言いたくないですが、私だって紆余屈折いろいろありましたよ。 でも、結局は他の誰でもない、自分が自分を奮い立たせてやんないといけないと思って、気持ちが沈んでいるのをわかっていても、指摘されても「鬱じゃない、ただ憂鬱なだけなの!一晩寝れば戻るの!」と言い張って、内心「絶対負けない」と思ってきたわけで。 病気のことだけじゃない、他にも色々あるじゃん! でも、生きてれば誰だって色々あるんよ^^; 自分だけが辛いんじゃないのよ・・・ これは、病気してとても感じることですよ。 精神状態によって、そうやって他人をうらやんだり、果てには恨んだりする気持ちが生まれるのは仕方ないと思う、け・ど・も、それを(本気で)口に出しちゃダメじゃないの・・・!?と思うんですよ。 いくら自分が切羽詰って息苦しい状態であっても、それは他の人には関係ないことで、ましてや友達でもなければ喋ったことすらなく、アクシデント並みの偶然でそこに居合わせたような私を捕まえて!なんであんたの気を済ませてやんないといけないわけ?と思ったのです。 私だって、あの場にいながら色々考えてたんよ。 ただ能天気に検査待ちしてたんじゃないのよ。 あの場にいた人、みんなが個々それぞれの不安に晒されながら順番待ってるわけじゃん。 と言いたい。 腹立ったから、「あぁ・・・、それはすみません。」で終了。 深々と頭下げてやった。(こんな私も相当の性格かな) 実名で顔も出して自分の考えを述べているのは、リスクも考えたうえで自分の責任でやってるからいいんだけど、みんなに対して何から何まで気を遣って、言いたいこと削って削って表現変えまくってるようじゃ何の意味もない。 私が、私の目線で述べることと、私の中で考えに考えて「きっと、こういう考えの人もいるだろうな」という意見とを融合させて述べること。 これが私のできる精一杯だと思う。 だけど、「私はこういう考えだから、何言ったって自由じゃん」とまで行けないのも“私”であって、最低限の気遣いは“私は”必要だと思う。 でも、それでも文句つけられるんじゃぁ「しょうがないよねぇ」という感じ。 ちょっと乱暴な書き方になっちゃってるかも(ノд;) でも、これは以前のような愚痴という意味じゃなくて、私の意見のようなものです・・・・ ※今日の「格付けバトル(ロンブー)」面白かった!!!

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