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mayu5775

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2005年02月24日
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今日は真面目な話の日です(笑)
最近は、ブログ開設当初みたく乳がんの話ばかりという内容が減ってきました。

考えてみれば2月は28日までしかないわけで、3月10日はもうすぐ目の前まで来ているコトにようやく気付いた私。

昨日から、ポップ(POP)と呼ばれる、書店に本が並ぶ時にビヨ~ンって立ってる目印みたいなやつ(わかりやすい表現が見当たらず・汗)を作っています。

マックでバイトしてた頃、暗記事項の中にも「POP」というものがあって、確か「販売時点広告」って習った気がする・・・
マックリブサンドとか、月見バーガーとかが出ると、看板を取り替えたりしてた。
それと同じかな??

それはさておき、POPの文字を私が書くことになってて昨日FAXで送信したものの、ブレちゃったりトレースしても細かったりして、さっきデザイナーさんのいる事務所に行ってきた。
(編集者さんは東京、デザイナーさんは札幌にいらっしゃいます。)
印刷所に入れる都合上、夕方にはデータを東京に送らないと!という展開だったようです。

座ってると、『こんな夜更けにバナナかよ』のPOPとかも飾られていて、一読者としては「おぉっ!夜バナ!」という感じ。

さっそく文字書きを始めて、何通りか書いてみる。
縦書きが苦手でどうしてもズレてっちゃう私は、「横書きの方が助かるんですが・・・しかも、太いマッキーも苦手で・・・(汗)」なんて言いながら。

そこに、まさに『夜バナ』の編集者さんが遊びにいらして、本と一緒に紹介していただいた。
ちょっとして、「あ、著者なの!?」と気付いてもらえたという。。。

「話には聞いてたけど、どうして乳がんの本を??」と聞かれて、何て説明したら良いのかと一瞬迷っていたら、デザイナーさんから「若い患者さんは、少ないっていうのもあって・・・」と口添えしてくださる。

「若い人って、珍しいんだー!」と言われて、

「一応、20歳前後の患者さんは、統計上は0%ということのようで・・・」

と言う私。

そこから、どうして講談社の編集者さんと出会ったのか、とか色々とお話をして、『夜バナ』の話もして、その方は帰っていかれました。


私は、乳がんに関して何か書いたり話したりする機会には、必ずこの「若い」っていうことに関して取り上げてる。

「若いから」大丈夫、とか、「若いのに」とか、若年患者さんだったら誰でも敏感になる言葉だと思います。

でも、「若いから」といって治療を免除されるわけでもなく、大丈夫なわけでもなく、かえってリスクの方が多いのではないかというくらいの話で、あまり言われて良い気持ちにはならないことが多いです。
・・・というようなことを書いたり喋ったりしているわけです。

でも、自分が今まで、取材を受けたり寄稿したり、本を書いたりというのは「若い」のが大方の理由(きっかけ・とっかかり)であり、その珍しさというポイントがなければ今はこうしてないと思う。

言い方が悪いけど、私自身にも「若さ」を“売り”にしてるって言われても仕方ないでしょ、と聞かれたら、認めざるを得ないと。
ぶっちゃけましたが・・・否定のしようはないと思う。

「若いんだし、大丈夫よ!」とか「若くていいわね~回復が早くて」とか、病棟では「20代の乳がんの子」と言われて、一時は敏感に反応していたけど、なんだかんだ言って矛盾しているなと感じたこの日でした。


話は変わりますが、『夜バナ』は本当にリアルで、押し付けられている感じがしない良い本だなぁって思います。
読んだことある方も多いかと!
でも、ここでもう一度お勧めしておきます☆

『こんな夜更けにバナナかよ』  渡辺 一史 著 ¥1890
(北海道新聞社)


ちなみに私の本の場合、表紙のイメージはバナナではなく、「おっぱい」になります。
このバナナのタッチと同じ、柔らかい感じ。

・・・最後に、どうして矛盾とわかっておきながらこうしているのかというと、やっぱり、溢れている情報(「乳がん」と検索するだけで膨大な量の情報が溢れます)の隙間を埋めるような情報を発信するための一助になりたいな、、、という思いからだろうと考えています。


本当はもう1つ大きな理由もあるのだけど、それを書くとつまらなくなるのでやめます(笑)

今はもう、「若い」ことが私のインパクトになっているなら、それはそれでいいなと思っているわけです。


まとまってないなぁ・・・
何度か書き直します。


P.S.

私は、十何年って人生の半分の時間を「病気」ってものの近くにいたのに、それでも「病気=特別」という見方をしていたと思う。
気をつけてはいたし、関心もあったけれど、「自分がなる」ということは、全くリアルじゃなかった。

特別何か残したわけでもない、成功らしい成功も、失敗らしい失敗も、何もなかった「普通」の21歳が、友達との待ち合わせの準備中に胸のしこりを発見したってところから、全てが始まった。

「(今の)自分にはまだ関係のないこと」だった病気ってものが、普通~の日常の中に転がってたリアルでした。

そう考えると、ちょっとだけ「身近」に感じませんか・・・??

私は、誰かの役に立ちたいとか、「この本のおかげで」って言ってもらうとかいうのなんて、“結果として”くっついてきてくれたら嬉しいことではあるけれど、それを最初から目標にしたら、「いかにも狙ってます」的な内容になってしまうと思った。
「あんた、誰の顔色うかがって書いてんの?」みたいな・・・
実際、「闘病生活」の中なんて、そんなに「いい出会い」「学び」とかいう美しいことばかり起こるものじゃない。
確かに、病気に学ばせてもらったことは多いけど、それだけで「あー、いい体験したね」で済まされる問題ではないってことです。
お金はかかるし保険のしくみはわかりにくいし、治療は大変だし。
頑張ったってダメな場合もあるし。
病気になっていっぱい学んだって、何か素晴らしいことが起こるわけでもない。

・・・なんてことも、あるんですよ・・・みたいな、「いいことづくめ」な内容ではないです。


P.S.と言っておきながら長々書いていますが、

自分の書いたものが、一冊の本として形に残るっていうことは自分にとって本当に貴重な体験。

↑という思いはとても大きく存在していて、まず何よりも「自分のため」にやっているっていうことはカッコつけずに言っておきたいな、って思う。
何やっても中途半端だった自分ですが、大きな体験をさせていただきました。





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最終更新日  2005年02月24日 20時17分49秒
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