2006/04/12(水)00:35
メリロートの安全性
前の日記に書いたように、メリロートが足のむくみに良く効いたので、量は大丈夫?成分は?と気になってきました。
そういえば、
(1)前にメリロートの副作用でニュースになったっけ
(2)DHCがオリーブ倶楽部の1ページ使って反論してたっけ・・・
と色々調べてみたらびっくりすることもありました。
(3)メリロートは医療用医薬品としても販売されている。
(4)有効成分は「クマリン」で同じくメリロート1gの表示でも、サプリによって「クマリン」の含有量は異なる。
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(1)について報道内容はこちら
肝障害になった人が2人報告されています。
(2)は国民生活センターが各社製品を調べた結果「DHCは1日量が多い」と指摘されたけれど、DHCは「量は変えない」という内容だったと思う。
この調査については国民生活センターの報告書に詳しくのってます。
(3)について・・「エスベリベン」という製品名で痔の薬として販売されている!この適応症をうたわなければ「サプリ」として販売できるらしい。どちらかというと「医薬品」のほうがクエスチョンだけど。
でも、こんなにちゃんと日本人での臨床試験データのあるハーブはないのでは? そういった意味ではメリロートは逆に安心。
(4)同じメリロート入りサプリでも1日量中に「クマリン」がごく少量(効きそうにないくらい)しか入ってないものもある。
しっかり入ってるのはDHCとセラシーンと小林製薬のサプリ。
このうちセラシーンは販売中止(?)
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報告書を読むと、適切な量なら副作用はほとんどないとのこと。
服用量が高いと「頭痛」がおこるとされ、特別に感受性の高い患者では肝障害が起こるとされています。
量についていえば、DHCのは「エスベリベン」と比較すると、1日量が約倍なのですが、海外での使用量を見る限りでは問題なさそう。
私には良く効くから半量でもいいかもしれません。
ニュースになったのはマイナスイメージだけど、それによっていろんな調査もしてもらえたから良かったです。
それにしても副作用をちゃんと報告した人はエライ。
サプリは医薬品じゃないから規制がすごく甘いと思うのです。
副作用の情報って大事ですからね。
今使ってる人にも。これから使おうと思う人にも。
あ、あとメリロートはダイエットサプリとしても有名みたいですが、
いわゆる「ダイエット効果」ではないと思います。余計な水分がとれてすっきりはしますけどね。
「エスベリベン」の添付文書をみると「薬効・薬理」に「リンパ循環改善作用」「末梢循環改善作用」の記載があり、動物実験と患者さんでの効果が認められています。
メリロートに関しては効果と安全性のデータもあって、量さえ守れば安全なようです。勉強になりました!