有毒なスズラン開花
乙女椿の根元の暗い場所で、スズランが開花してくれました。可憐な花ですが、毒性が強いことでも知られている様です。スズラン(鈴蘭)は、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種。「ラン」と付いているがラン科ではなくキジカクシ科に分類される。高原などに群落を作って生育している。草丈は15 – 30㎝。葉は2枚が抱き合って伸び、葉の間から花茎を伸ばして白い釣鐘形の花を咲かせる。種類スズラン属は北半球に数種がみられるが、これらに関しては1種で2変種または3変種、あるいはそれぞれ独立種とされることもあり見解が分かれる。日本に自生しているスズランは花茎が短く花の数も少ないため、市場で出回っている園芸上のスズランは一般的にドイツスズランである。両者は花の大きさ、葉の質、花冠の形、葯や花粉、花糸の基部の色に違いがある。毒性全草、特に根茎に毒成分が多く、誤食すると嘔吐、頭痛、眩暈、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重傷の場合、心不全から死亡に至ることもある。強心配糖体のコンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロシド等を含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。花壇に植えられているドイツスズランも有毒である。