海外旅行紀行・戯言日記

2004/05/26(水)10:06

五島行(5)-オニヤンマの羽化(画像あり)

Goto Islands(259)

近頃、東京ではめっきり少なくなったトンボ達、ましてヤンマは見る機会がありませんが、自然が豊富に残っている五島列島では個体数が多いようです。 今回の五島行では、一寸時期が早かったのですが、オニヤンマの羽化を二匹、麦藁トンボの羽化もやはり二匹目撃しました。 住む人もいない家内の実家、裏庭には池があって昔は錦鯉が泳いでいたのですが、空き家になってからは通水を止めています。しかし、雨水だけで多少とも水位が保たれていますので、沢蟹なども住み着いている様です。 其処にはトンボ達がやって来て卵を産み付け、池の中にあるクロレラを食べてかヤゴが育ち、時期が来ると羽化する様です。 ある朝、サナギの殻を脱いで羽化した後、近くにあるクチナシの枝で休憩するオニヤンマを見つけました。地上すれすれの位置ですので、撮るのが大変でした。 翌日も気になって探して見ましたら、梅の木の根元付近の日陰に、脱皮したばかりのオニヤンマと麦藁トンボが並んで止まっていました。地上に近く暗いので写真が上手く撮れません。 そこで、オニヤンマの方だけサナギの殻ごと取って近くの明るい木の枝に、停まらせることにしました。殻から足を放して、私の手に移動して来ましたが、何とか移し換えました。 羽根はつやつやと光っていてとても柔らかそうな感じでした。 成虫の大きさは約10cm、羽化殻の大きさは5 cm、日本にいるトンボの中で最大の種類で、飛んでいる姿は実に堂々としています。 腹はしっかりとして丸く尻尾が少し大きくなってアクセントがあり、黒と黄色のまだら模様となっていて、羽根翅に特異な斑紋が無くて透き通って美しく、緑色の目は宝石のような美しさで気品が感じられます。 体が大きいだけあって、ヤゴが成虫になるまで3~4年もかかるそうです。 幼虫は平地、丘陵地、低山地の小さな流れ、湿地、滞水など広範囲な水域に生息していると言われています。

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