カテゴリ:Little Journey
和田堀公園は善福寺川に沿って杉並区が整備した公園で、緑の濃い区域となっています。
歴史の古い大宮八幡神社があって、昔はこの区域は「大宮公園」と呼ばれていたのですが、上流・下流に広げて「和田堀公園」とした様です。 善福寺川は下流で神田川に合流するのですが、善福寺川そのものは都内随一の清流を保っていて、水深が浅いこともあるのですが、川底まで透き通って見えます。 緑が濃く清流があることもあって、数多くの野鳥が飛び回っています。烏は勿論のこと、鳩・ヒヨドリ類は多く見受けられます。 又、地球温暖化の影響もあって冬の寒さが消えてしまい。本来はいない外来種の緑色のインコも群をなしていましたので、都内は亜熱帯地域となってしまった様です。 ふと下をみると、カワウ(川鵜)が川の瀬から餌を探している様子が見えました。清流で川藻が豊富とは言え、餌となる鮎、ウグイなどがいるとは思えないのですが定かではありません。カワウは群生すると言われていますので、先遣偵察の役割のカワウだったかも知れません。 カワウは北米、ユーラシア、アフリカ、オーストラリアなど世界に広く分布する。日本でも全国から記録があるが、繁殖地があるのは青森県、東京都、愛知県、滋賀県など少数の都県に限られている。近年増加傾向にあり、高い木の上に集団で営巣しますが、巣作りのために枝を折ったり、葉を落としたり、さらに大量のフンによる肥料過多の状態をもたらし、木々の発育や下草の光合成を妨げる結果となっています。また、カワウはブラックバスやブルーギルを捕食しますが、アユやウグイ等も餌とするため食害が発生し、淡水魚の養殖業に被害が出ています。 被害の著しい地域では、木々の枯死により斜面土砂の流出の恐れもあるとして対策を実施。羽根に物が触れることを嫌うカワウの習性を利用し、斜面にロープを張って営巣の防止を図っています。 鵜飼いの鵜となるウミウ(海鵜)に酷似しますが、嘴の根元が角張るのがカワウで丸いのがウミウ。光の反射でカワウは褐色がかるが、ウミウは緑っぽく反射することで区別出来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Little Journey] カテゴリの最新記事
|
|