テーマ:政治について(19782)
カテゴリ:Politics
安倍首相は、修身愛国を標榜する学校法人「森友学園」に共鳴し首相夫人を名誉校長としていたのですが、今回の国有地払い下げと小学校認可の疑惑が騒がれる事態となって、「森友学園」の籠池理事長を誹謗し、一切の関わりを否定しトカゲの尻尾切り策に出ました。
安倍首相の将に小学生的で幼稚な「逃げの一手」に、逆上した籠池氏は種々の暴露発言を発信、困った政権与党は籠池理事長を証人喚問して問題の矮小化を図り安倍政権の不関与をお膳立てしたかったのですが、豈図らんや、政治家の関与を示唆され、交換メールも提示されて、却って疑惑を深めることとなりました。 人気を誇った安倍政権も官僚の忖度を期待して「表向きは関与無し」と結論づけたかったのでしょうが、今回の様々な疑惑の解明に後ろ向きだと判断されれば、政治不信を増大させる結果に繋がり、政権が揺らぐ懸念が出て来ました。 学校法人「森友学園」の籠池理事長を証人喚問、籠池氏は大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く購入できた経緯について「政治的な関与はあったのだろう」と指摘。安倍昭恵首相夫人から100万円の寄付を受け取ったとも明言した。 森友学園が計画した小学校の新設を巡っては、評価額9億5600万円の国有地が地中のごみ撤去費などを差し引いて1億3400万円で売却された。籠池氏は大阪府の小学校の設置認可に関しても「特別な取り計らいを頂いたと感謝している」と言及した。 籠池氏は証人喚問で国有地の売却や学校の設置認可について相談したという複数の参院議員らの名前を明らかにした。大阪府の松井一郎知事が学園に力添えしたと受け取れる証言も繰り返した。 嘘をつけば偽証罪に問われる場で籠池氏がここまで証言した事実は重い。参院予算委は24日に当時の財務省理財局長と近畿財務局長を参考人招致し、一切の政治的関与や圧力が無かったとの証言を得ましたが、行政の長たる首相を庇う姿勢が明白になっただけとなったに過ぎませんし、疑惑は解明されることには結びつきませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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