「久遠に轟く ヴォルガの流れ」という歌い出しで知られる、与田準一訳詞のロシヤ民謡の主人公ステンカ・ラージンは、17世紀ロシヤの農民反乱の指導者。
農奴解放、貴族の専制廃止を掲げ、カスピ海北岸に陣取ったステンカ・ラージン、5000人が3万から5万へと膨れあがり、首都モスクワへ向けて進撃を始める。
皇帝はステンカ討伐軍を派遣し、各地で戦闘が展開されたが、ステンカは仲間の裏切りに逢い、捕えられてモスクワで斬首された。反乱は足掛け4年に亘った。
【ロシア音楽】ステンカ・ラージン (日本語字幕)
歌唱はソ連時代の女性歌手アンナ・ゲルマン(1936-1982)。「アタマン」はコサックの首領のこと。
日本語歌詞には反映されていませんが、故国愛を叫ぶ処は絶唱かも知れません!
Волга - Волга, Мать родная,
Волга - русская река!
He видала ты подарка
Oт донского казака!
Volga, Volga, Mother Volga
Wide and deep beneath the sun,
You have never seen such a present
From the Cossacks of the Don.