今年は春先、クチナシの木は青虫に食べられて、丸坊主になってしまい、今年の開花は無理だと諦めていましたが、ふと観ますと、金木犀の樹下の暗い処で、姫クチナシが2輪だけ咲き出していました。
普通のクチナシに較べて、花弁の大きさは半分以下の小さなクチナシの花ですし、陽当たりも良くないのですが、健気なものです。
例年は、萩焼の花瓶に挿して、仏壇に飾るのですが、花弁が黄色く変色しつつあり、そして甘い香りに誘われた小バエの様な虫が纏わりついてしまいますので、家中に蠅が飛ぶ懸念もあり、諦めることにしました。
何とも小さい花木で、葉が柔らかで美味しいのか、蛾の幼虫である青虫は食欲が旺盛で、一晩で葉を食べ尽くしてしまうのですから、要注意なのですが、今年は諸に被害を受けてしまいました。