日本国内と海外の学会で、聴衆のいる面前で技術発表していましたが、最後の講演は2003年のことでしたから、もう16年も前のこととなりました。
近頃は、筋力だけでなく、知力も衰え、書棚に並ぶ数学書や工学書は読みこなせなくなり、無用の長物となってしまいました。
最後の海外発表は、米国機械学会(ASME)の電力学会アトランタ大会での、発表講演で、ガスタービンの廃熱を利用して、発生させた蒸気をガスタービン内に噴射させ、燃焼ガスと蒸気を混相させれば、非常に効率の良い発電プラントが構成出来ると言うものでした。
その後、日本技術士会(IPEC)で講演を依頼され、上記の論文を日本語のパワーポイント(Power Point)に纏めて、機械部会例会での発表となりました。
今では、すっかり知的隠遁生活となって寂しい限りですが、高齢化に伴う知力劣化は避けるべくもありません!
近頃は、近郊の移ろい行く自然を楽しみつつ、美術館を訪れての観賞をしながらの悠々たる高等遊民生活を過ごしています。