テーマ:気になったニュース(30245)
カテゴリ:Opinion
同じ団地に住む86才の知人に会いに行きました。数多くの病気と体力の衰えが激しく、殆どベッドで寝たきりの生活になっていましたが、元ジャーナリストとして意気軒高で、政治や経済の話をしていましたら、プリントアウトした写真を「一枚差し上げるので、持って帰って下さい!」と言うのです。
長崎への原爆投下の数日後、爆死した弟を背負って、火葬の順番を待つ少年とのことで、亡くなった弟の顔は、本当の原画は黒く煤けた状態であった筈だとのでした。 ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが分かった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。 この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米の従軍カメラマン、オダネル氏により撮影されたもの、写真の内容と由来は短いキャプションにより、「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」などと記している。 ローマ教皇フランシスコは11月24日、被爆地の長崎、広島両市を訪問、被爆者の冥福を祈ると共に、平和と核廃絶を訴えるスピーチを行った。「核兵器は安全保障への脅威から私たちを守ってくれるものではない」と核の抑止力を否定し、核の戦争目的使用を「犯罪以外の何ものでもない」と主張。個人や国家が団結して核廃絶に取り組むよう訴えた。 アルゼンチン出身のローマ教皇フランシスコは、宗教の垣根を越えて他宗教との融和を図りつつ、世界平和の重要性を説いていますので、国益優先で核兵器保持と言う世界状況を替えようとする、稀有な教皇で、下火になりつつある核廃絶が世界の潮流になれば良いと、期待せざるを得ませんし、日本の仏教界でもその動きに呼応してほしいものです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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