昨日は小春日和の中、団地管理事務所の玄関に、クリスマスツリーの設営をしました。
コロナ禍の中、少しでも和んで貰おうと、レンタル業者に11万円で設営を依頼したのです。
今朝は一転、気の引き締まる様な氷雨が降り地面が濡れていますが、降雨量は少なく、曇りに転じて、天気は回復傾向の様です。
こんな日は、部屋ではガスストーブを焚き、ホットカーペットを利用した炬燵に入って、温まる工夫をして過ごす予定ですし、とても、高村光太郎の様に、寒さに対決しよう等とは思いません。
詩集「道程」の中に収められた「冬が来た」は、高校の国語の教科書にあった気がしますが、近頃記憶力も後退していて定かではありませんが、私は冬はあまり好きではありません。
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ 僕に来い 僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけろ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た