彼の思想はドイツのナチズムに利用され、現在では回顧される存在ではないのですが、実存主義の代表的な思想家の一人として知られていますし、実存主義は共産主義(マルクス・レーニン主義)に対比される重要な考え方なのです。
彼は種々の名言を残していますが、私達が肝に銘ずべきものがあります。
我々は、批評せずには生きていられないが、自分の批評を批評せずとも生きていられる。
これは、論語に記載されている「一日に三省すること」に通じるものがあり、自分の考えが妥当な考えか否かを自分に問い続けることが肝要なのでしょう。
「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂される等、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。