如 月
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地の果ての狐火恋の燃え上がる まみよまみよさんは ひかりと歴史ロマンと恋の詩人であると思うここまで読んできてそう感じたきっとロマンチックな素敵な人なのだろう狐火のゆらりゆらりと恋を呼ぶ 碧雲
2020/12/10
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万葉の恋の文かも紅葉散る まみよひさしぶりに時代を飛ばした俳句の登場ですちらちらと散る紅葉はその中に万葉の恋文が混じっているかもしれないという乙女チックな句であるジュラ紀よりありし大木紅葉散る 碧雲
2020/12/09
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石垣に滅びの色や石蕗咲けり まみよ石蕗の花がきれいに咲いているしかし石垣は崩れ人も住んでいないようだ 謙譲は美徳といへり石蕗の咲く 碧雲
2020/12/08
朗々と恋の句月へ晴れがまし まみよまみよさんの句が伊勢神宮主催の俳句で一位を取られたこれは毎年行われている神宮への奉納の短歌と俳句の全国規模の大会である内宮でやぐらを組まれそこで歌会始のような調子で朗々と読まれたというその句は「あの恋は蛍ぶくろにしまひをく」という句であったその句に対して「出して見よ蛍ぶくろの恋とやら」と作って顰蹙を買ったものである 月の座へ恋の句詠みしをみなかな 碧雲
2020/12/07
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村ひとつ一夜に占領曼珠沙華 まみよ彼岸花とはよく言ったもので必ず彼岸には咲いているそれが一夜にして村を取り囲んだのである一列に直立不動曼珠沙華 碧雲
2020/12/06
花嫁の行列囃す曼珠沙華 まみよ昔は花嫁は行列を組んでその家に嫁したその沿道には村の人たちがどんな花嫁だろうかと列をなして見ているその沿道に曼珠沙華も囃し立てている秋晴れのいい一日である囃されて折られてしまひ曼珠沙華 碧雲
2020/12/05
言ふなれば星の嫁入り星流る まみよ流れ星はきれいである一定の位置から違う処へ流れていくそれが星の嫁入りだと唸るばかりである 繚乱のあまたざわめき星流る 碧雲
2020/12/04
月の宴竹の火袋点しゆく まみよ竹で作った火袋を 次々と点してゆくそこに幻想的な空間が生まれますね竹にはどんな模様が彫ってあるのでしょうか 堤防を特等席とも月の宴 碧雲
2020/12/03
峡深しローカル線の月の駅 まみよ山奥のローカル線の駅に降りれば月が煌々と輝いていたこの場面を月の駅という措辞でまとめるいいですね 深山へトロッコ列車月の駅 碧雲
2020/12/02
名月のまだ濡れてゐる海の色 まみよなぜ月が海に濡れるのかとよく考えました海からの月の出を見たことがなかったのです広く見て考えて俳句は読まねばと思いました 名月の海より出でて山に入る
2020/12/01