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カテゴリ:学校・教育
道徳科の育成すべき資質に、かつては道徳的実践力という言葉が使われていました。しかし現行の学習指導要領からは削除されたのでした。
それはなぜでしょうというのが前回からのお話の続き。 これは道徳科の特質ということができます。 他の教科では、教えるべき内容がはっきりしていて、その内容が身についたかどうかを観点別に評価します。その身についた内容は、生活に活かされ活用され実践されていくように求められています。しかし道徳の授業では、道徳的行為や習慣は問わない、心の部分を育てるのだという考え方が中心なのです。 言い方を変えれば、道徳の授業で理解した道徳的諸価値や自分の中に育まれた道徳的価値観が、すぐに行為や習慣として実践されなくてもいいということです。 だから今は、その子ども一人一人の価値観は評価をしません。しかし道徳的実践力というと、先生方が「そういう力で道徳的行為や習慣を身につけさせよう」と勘違いして、表面に出てくる道徳的な行いにばかり注目してしまうという反省があったのです。 だから現行学習指導要領から表現の仕方を変えました。でも言っていることは同じです。道徳的実践力とは道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度のことなのです。 「実践力」と書いていますが、その意味は、心の内面にある判断基準や心持ち、やろうとする意欲や心構えのことを言っていたのです。 ただしこれは究極的な解釈ですが、先生方が、道徳的な行為や習慣が行動に表れてほしいと願って授業を行うことは当たり前のことなのです。授業をやる以上、効果が出てほしいと願わない方がおかしいです。 文部科学省は「重きを置くところに注意してください」と言いたくて表現方法を変えたのです。良かれと思って変えたわけですね。 でも、どうもそこらへんが釈然としない先生方はいらっしゃることでしょう。 そしてそれは、おそらく評価の仕方に如実に表れています。 このことについてはまた今度・・・ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年11月17日 05時00分06秒
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