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カテゴリ:学校・教育
「世界終末時計」ってご存じですか。
つい先日「世界の終わりまであと85秒」なんて報道があったばかりです。 この終末時計とは、世界滅亡の時点を示す時計の針を0時に見立て、それまであと何分(秒)残されているかという危機感あおる演出です。 この針の動きを決めているのは、アメリカの「原子力科学者会報」という雑誌をつくっているところ。 始めは1947年に米国とソビエト連邦の冷戦時代から核戦争が起こるのではないかと危惧して作ったのだとか。この時点で7分前と表示されていました。 そこから毎年、これに関わる専門家の協議の末、2026年1月には「あと85秒」と示されたわけです。ちなみに1947年以降もっとも世界滅亡時に近づいたのですね。 この要因は、当時心配していた核戦争という脅威だけにとどまらず、気候変動による環境破壊やAIの急速な発展によるリスクを考慮してのことらしいです。 ただし、この何分何秒という計算方法があるわけでもなく、定量的な根拠は一切ありません。だって初めの「7分前」というのも、会報誌の表紙絵を描いた方によれば「見た目がよさそうだったから」らしいですよ。 つまり専門家と呼ばれる方々の感覚ですね。もっと言ってしまえば「独断と偏見」です。 ![]() 経緯の図を見るとわかりますが、1991年が最も時計の針が戻っています。この背景はソビエト連邦の崩壊などが挙げられるそうです。 こう考えると似たような報道っていっぱいありますよね。 例えば「今年の漢字」は誰が決めているの?今年の流行語大賞は? あれはすべて民間会社の宣伝です。今年の漢字は「日本漢字能力検定協会」だし、流行語大賞は「現代用語の基礎知識」を作っている自由国民社です。 「今年の・・・」と言いながら、年末押し迫った直近のイメージがかなり働いていますよね。 大事なことは、そういったニュースの根拠はどこなのか、自分でしっかり見極めることですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年02月01日 05時00分13秒
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