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カテゴリ:KIS勉強会
さて、前回最後に申し上げたのは「DE&Iという考えは学校に必要なのか」ということでした。
今一度言えば、このDE&Iは、企業の人材活用戦略の一つであり、ひいては企業の業績向上のために行っているのでした。 実際のところ、今になってこの考え方から撤退している会社がアメリカ企業を中心に増えてきているようです。すなわち、「このままじゃ会社としての向上が望めない」と判断したとも言えますね。 詳細な背景は省きますが、では、学校ではどのように行ったらいいのでしょうか。 学校は、このDE&Iが学校経営の主要目的ではありません。学校は、人間の育成であり人格の完成を目指して教育という営みを行っているわけです。ですから、DE&Iを手段として使うことはあっても、それをやることで満足するような目的として捉えてはならないのだろうと思います。 でも、今の学校現場では、国や教育委員会から降って降りてくる○○教育というやつを、「やることに意義がある」と言わんばかりに実施させられているところが多いのではないでしょうか。「やっていれば文句は言われないからやる」というような目的化した内容が散見されます。 先ほどDE&Iを手段として使うことはあっても・・・と言いましたが、多様性・公平性や包摂性は何を達成するための手段なのでしょうか。多様性・公平性や包摂性そのものに意義があるとも言えます。そこでこれからの学校が向かう先は、「協創する教師」が求められるのであり、先生たちの意識のパラダイムシフトが重要なのだというお話をいたします。 現在の学校では、専門職である教師という仕事が「個人の力量」に大きく依存していることは否めません。もちろん免許制度を通して教科の専門性を身に付け磨いている人ですから当然と言えば当然でしょう。でも一人では限界が来ているし、今の学校制度では賄えなくなっているのも事実です。そこで専門技能(エキスパート力)を有しているだけではやっていけないのなら、汎用技能(プロフェッショナル力)を身に付けていく必要があると思うわけです。ここがパラダイムシフトです。 いまでこそ、学校にはチームワークとか協働という考え方は広がってきていますが現実にはそれが機能しているでしょうか。 学校現場にあるあるの言葉ですが「仕事はできる人のところに集まる」とよく言われますよね。なんとなく任された人は、自分が認められているわけですから悪い気はしない。しかし一人でできる仕事量にも限界がある、自分にも余暇が欲しい、疲れて帰ったら何もできない・・・。こんな現実がありますね。 だからチームで取り組もうとか、協働していこうと謳われているのですが、具体的にどういう力があればそれが現実化するのか、そのお話を勉強会ではしました。 続きはまた次回に・・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年03月09日 05時00分05秒
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