演劇作品を創っています。
演劇は面白い物です。とっても。 そして、人生に根本的な影響を与える数少ない事件の一つです。 観劇の衝撃がずっと続くあの感じは、他の方法では得難いものです。 人間には他人がいる。演劇はそこから始めるし、それしか必要としません。 どれほど悲惨なことが起ころうと、何も持っていなくても、あなたがこの言葉を思い出せる限りの未来において、必ず、演劇という希望は残ります。 あなたが、よい劇と出会っていなければこの言葉はけして理解できないでしょう。不幸なことだ、と思います。なので、演劇を創る幸運を与えられた者は、日々、よりよい上演を生み出そうとし続けるのです。演劇の面白さと唯一さを知っているからです。 不幸で暗い時代においてこそ、演劇は輝きを増すでしょう。今までそうでした。 人類は、何もかも失っても、演劇をもっています。 最後の日まで。 |
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