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娘との日々

 娘のことを書いているかな、と調べてみた。小さい時から息子ほど手がかからなかった。息子は僕と似通った生き方をしているので(今までのところは、ということだが)共感できるところも多々あるのだが、娘はいつも僕の理解を超えている。幼い頃の娘のことについては、生きててよかった(2)に書いた。

2000/02/04 (金) 01:31
 娘と近所のスーパーに焼き蕎麦食べに行きました。それだけのことなんですが楽しかったです。その時娘の友だちも一緒でした。よく遊びに来ている子で、娘の今の一番の親友みたいです。話を聞くと彼女にはお兄さんがいて、息子と同じ中学一年生です。へえーそうなんだ、というようなことをいったら、娘が「前はうちによく遊びにきたはった。お父さんいなかったもんな? ずっとどこにいってたん?」というので驚きました。三年間医院に勤めていた頃の僕は娘にとっては「不在」だったということです。

2001/07/12(木) 06:56:00
 娘がめずらしく僕の部屋に入ってきて話しこんでいった。小学校5年生。父の日にホワイトボードをプレゼントしてくれたのだが、それを使って講義をし始めた。板書の仕方もなかなかのもので、ひょっとしたら教師になるつもりかもと思ってしまったほど。教えるのが好きなのは息子と同じなので驚いた。
「じゃあ、今度はお父さんも何か話して?」などというものだから、僕は「不適切な行動の5つの目的」という題で話をすることにした。
「…親と喧嘩をしてね、ここで君が負けるとするやん。するとどうなるか…はい、次の復讐の段階に入ります」(ホワイトボードに1から5というふうに行動の目的と相手役の感情を書いてある、それを見せて説明)
「ああ、それすごくよくわかるわ。おかあさんと喧嘩してね、負けたことある」
「どうなったの?」
「それで私はおかあさんの鍵を…食器棚の後ろに隠したの。すっごい腹立ったから」
「それでどうしたの?」
「うん、でも返したけどね」
「やさしいんだ」
「うん」

2001/10/25(木) 09:54:00
 僕の住んでいる街はどうもお祭りらしくて、娘は夜友達と出かけていたようだ。僕が帰った時はいなかった。8時ごろ電話がかかってきた。「お祭りで、今友達の家にいるんだけど何時に帰ったらいい?」「自分で決めてもいいと思うけど。それに他のお友達はどうするのかな?」「私が帰る時間に帰るといってる。私はお父さんが帰れっていう時間に帰るから」「じゃあ、今帰っておいで」「うん、わかった、じゃあね」さて、娘は何時に帰ってきたでしょうか?
2001/10/26(金) 02:28:00

 わかった、といった娘だが、帰ってきたのは1時間もしてからだった。

2001/11/15(木) 01:06:00
 娘がシチューを作ってくれた。僕が作るつもりで買物に行って帰ってきたら、私が作るという。もちろん、任せた。途中たまねぎを切ってと頼まれた。目が痛いのだという。娘は教えてくれた。「おとうさん、目が痛くなったら、冷凍庫に頭つっこむのよ!」はい! 予防と治療の両方を教えてもらったわけだ。もうたまねぎなんかこわくない(そういえば、娘はゴーグルをかけてたまねぎを切っていたことがあったような…)。

2002/01/20(日) 01:28:00
 気がついたら足が血まみれになっていた。どこでどうなったかわからない。娘が心配そうに傷口を消毒し、バンドエイドを貼ってくれた。いつも娘はやさしい。

2002/02/03(日) 23:17:00
 朝まで仕事をしていたので昼前まで寝てしまった。起きると、前の日に今日レタックスで、息子が先週受験した高校の合否通知が届くことになっていることをぼんやりした頭で思い出した。でも誰も何も言い出さないし、息子はやがて毎週行っている講習会にいつものように出かけていった。その後で聞くともう届いているのだが、電車の中で見るといって開封しないで持っていってしまったらしい。夕方7時に帰ってきた。合格していた。娘だけが合格する、といいはっていた。でもね、お兄ちゃんは合格通知を開けないで行っちゃったからわからないよ。大丈夫だから、あんなけ勉強してはったんやから他の誰が受かるっていうの、落ちるわけないわ。でも…今回は僕の予想は外れていた。

2002/02/15(金) 00:53:00
 娘がチョコレートをくれた。手作りだというので驚いたのと、僕と息子のためにだけ作ったということにもう一度驚いた。いつも遊びにきているお友達と男の子の話に興じているのを知っていたから。


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