私設黒ネコ同盟横浜・港北支部

神奈川大会開幕が約半日後に迫ってまいりました！
今日は昨日の予告通り、当ページ「私設黒ネコ同盟・横浜港北支部」の
最終予想を書きたいと思います。
（ページ名とやってることが著しく乖離しているというのはつっこまないで
やって下さい）
なお（）内は夏の出場回数と最後の出場及びその時の成績、出場経験がない
場合は過去の最高進出を表記しています。

本命・桐光学園（１回出場・０２年３回戦）
最高１４５キロの右本格派山室が投手陣の軸。春は故障で投げられなかった
もののその故障も直り調子は上向き。またその山室不在の春の大会で石渡と
いう２番手が成長し二本柱が確立された。他にも松本、早川といった投手が
おり連戦も大丈夫だろう。攻撃陣では高校通算６１本塁打の岡山が中心となる。
本人は「本塁打よりも打点を意識したい」と語っており、決して一発屋ではない。
彼にチャンスを作る上位には１番に期待の１年生、政野がいる。抜群のセンス
の持ち主ということで楽しみ。２番増田、３番村山は俊足で小技が効く。
春はトップだった松本が５番に座るというのは脅威だ。守りは増田、村山の
二遊間を中心に安定している。組み合わせも割りと恵まれ、優勝候補最右翼。
弱点は「勝ち切れない」部分があるということか。

対抗・慶応（３回出場・６２年ベスト８）
春選抜ベスト８で話題をさらったがその時よりもパワーアップしている。
左の好投手中林は制球力があり、簡単には崩れない。春は彼が連投して最後に
神戸大に打ち込まれたがここにきて２番手の忠本が急成長してきた。
下手投げで中林と違うタイプだけに継投となると相手は戸惑うはず。
打線は高尾、湯浅、山口のクリーンアップが健在。いやその山口のスタメンの
座を選抜のラッキーボーイ新谷が脅かしており選手層も厚くなった。
切れ目のない打線でどこからでも得点できる。ここ一番での集中打、
そして終盤の粘りが持ち味だ。しかもバントは相変わらず上手い。守備は
主将の遊撃・漆畑を中心にミスが少ない。戦力では桐光とほとんど差が無いが
同じブロックに横浜がおり展開不利。よって対抗にした。

３番手・東海大相模（７回出場・７７年１回戦　７０年優勝）
春選抜は１勝のみだった東海大相模。しかし強力打線は相変わらずだ。
選抜で２本塁打を放った４番の田中の前後に注目のスラッガーの角（かつて
巨人などで活躍した角盈男氏の息子)、やはり選抜で本塁打を打った小林が
いれば１，２番の岩崎と竹内、６番以降の兵頭、小玉にも長打力がある。
ただあまり機動力は無いため全く沈黙してしまう恐れもないとは言えない。
投手陣は最速１４４キロの直球とスライダーが武器の小泉が引っ張る。
選抜はやや精彩を欠いていたが県大会ではあまり登板せず疲労の回復に努めた。
関東王者のエースの投球が見れるはず。しかし２番手以下がやや頼りなく、
終盤は小泉の連投になってしまうだろう。その面で３番手評価とした。

注意・横浜（１１回出場・０４年ベスト８　８０、９８年優勝）
２４年振りノーシードの去年の王者、横浜。しかし評価はこれ以上下げられ
ない。投手陣は桜田、川角、西嶋の左腕３人がいる。この３人が投げた試合
ごとに完投するのか毎試合継投するのかはわからないが層は厚い。また三塁手
の高浜もマウンドに上がるという。野手陣は主将の橋本はじめ黒葛原
（つづらはら）、相沢、福田など去年の経験者が残りこれまた厚い選手層。
長打力もあるがそれ以上に機動力を駆使してくる打線はいやらしい野球
そのもの。ただ絶対的エース不在で・・・？

注意・日大高校（６５年準優勝）
春は４０年振りに優勝。プロ注目の滝澤ー荒川のバッテリーが中心のチーム。
滝澤は最速１４３キロの速球を軸に強気の攻めが持ち味。それをリードする
県内最高の捕手・荒川は打っては４番。強肩、強打でプロも注目する。
この二人に注目がいきがちだが萩原や桧垣といった前後を打つ打者も怖い。
守備も安定。弱点はやはり二番手投手。いかに滝澤の負担を軽くできるかが
ポイントとなる。また他のチームは戦力を温存や控え選手を試していた感が
あったのに対してこのチームは春に「勝ちに」いったのが気がかり。
幸い組み合わせには比較的恵まれたといえるだろう。

爆弾・平塚学園（１回出場・９８年２回戦）
左の好投手上野を擁する平学は今大会のダークホース的存在。
この投手は最高１３５キロの速球に大きなカーブのコンビネーションで
打ち取る技巧派、山室、神奈川工業坂間とともに今年の神奈川ビッグ３と
言われる。勝ち上がるとベスト８で恐らく慶応か横浜のどちらかと当たる。
前評判はそれほどでもないだけにこの両校や横浜商業の間隙を縫って勝ち
上がりを狙う。

また上記以外にも前出の坂間擁する去年の準優勝の神奈川工業、沖山、
加賀美の二枚看板を揃える桐蔭学園、近年安定した成績を残す横浜創学館、
横浜商大や先日日記にも書いた鎌倉学園といった古豪も力を持っている。
劣勢の公立勢にも相模原総合、上溝、茅ヶ崎北陵、希望が丘、厚木北、
厚木西など、注目したいチームがある。

以上が我が「私設黒ネコ同盟・横浜港北支部」の優勝予想です。
言うまでもないですがこの予想が外れて野球賭博に負けるなど損害が発生
しても一切責任は負いません。
最後にデータを一つ。神奈川は１０年周期でノーシード校が初出場を
果たしています。８５年藤嶺藤沢、９５年日大藤沢。そして今年はその
１０年目ですが・・・果たして・・・！
決勝は２７日に行なわれます！当ページでは大会の情報を期間中できるだけ
多くお届けしますのでよろしくお願い致します！