テーマ:高校野球(3679)
カテゴリ:高校野球~神奈川を制する者は全国を制す~
言うまでもないのですが、高校野球ファンは自分の母校とか知り合いが
出ているわけでもないのに自分の住んでる都道府県の代表校の勝敗に 一喜一憂します。これが高校野球の人気を支える「郷土意識」です。 去年熊本のある高校でご子息が野球をなさっている方のページにお邪魔 したことがあったのですがその学校は残念ながら県予選で敗れました。 結局去年の熊本大会を制したのは熊本工業でしたがその方がその時書いて おられたことは「これからは熊本全てが熊工の応援団です」ということ。 これがまさしく「郷土意識」と言えるものなんだ、と思いました。 特に夏に言えることですが殊更自分の地区の代表が初戦で負けた年の夏は 実に寂しいものであります。何せ長いと10日以上もう応援するチームが 無いのですから。そうなると2校出場の北海道と東京の人は「片方負けても もう一校ある」ということでまだ希望が残ってたりしますがそれだけに 共に初戦で負けてしまえばそのショックは余計に大きくなるでしょう。 故によく「○○県勢○年振りの初戦突破」などと言ったりします。 「○年連続初戦敗退」というネガティブな表現もあります。 勝敗に一喜一憂するのですから自分の住んでる地区の代表が優勝すれば それはそれは我がことのように喜びます。その喜びを味わうことが出来る のは1大会に1都道府県だけです。他の人間にしてみれば優勝した地区の 人が実に羨ましく思えるのです。 いつもお邪魔してるサイトでも「一回京都勢の優勝が見たい」(京都は 準優勝は結構多いが優勝からは50年近く遠ざかっている)とか 「愛媛のチームが優勝して本当に幸せな気分を味わえた」などといった 書き込みがありました。 かくいう83年生まれの筆者も、98年に横浜が春夏連覇するまで神奈川の チームが優勝したのを肉眼で見たことがありませんでした。法政二高の 夏春連覇も東海大相模、桐蔭学園の県勢連覇も荒木の早実に勝った愛甲の 横浜も「昔のお話」でしかありませんでした。それまでいつも「優勝した らどんな気分になるんだろう」と思って見ていました。勿論横浜の連覇も 2年後の東海大相模の優勝も歓喜の声を上げたのは言うまでもありません。 そういった意味では北海道の人に2年続けてこの幸せが来ました。90年 で一回も無かったのが突然2年続いたものですね。今年はどの地区の人が この幸せにありつけるのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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