カテゴリ:アニメ・漫画について
先日のタロ=ロロリアさんの日記に紹介されていた少女漫画「アニコン」を
買ってみました。 どんな話かというとヒロインが血のつながらない兄貴が好きないわゆるブラコンでして その兄貴はイケメンでかなりモテるのですが実は隠れヲタという設定です。 それに兄貴と同じクラスの隠れヲタの女の子とその弟(シスコン)が絡んで・・・という ものです。大変面白いです。 っていうかヒロイン・真綾(not坂本)がすごく可愛いです。ツインテールだし(またそれか) 俺にもこんな妹がいればなんて思いませんけどね?(本当ですよ) さて、その中でその「兄貴と同じクラスの隠れヲタの女の子」である芽衣がひょんなことから 家出して真綾の家に泊まった時のことです。 真綾と芽衣が同じ部屋で寝ますがその時真綾は兄貴への思いを芽衣に打ち明けます。 そして「私とお兄ちゃんは結婚できないから」とブラコンの女の子なら誰でも抱える悩みを 芽衣に話すのです。 ところがそこで芽衣が「昔漫画で読んだ気がするけど血がつながらなければ結婚できるかも」 ということを言います。 もっとも芽衣としてもよく覚えていないので本当にそういうことが描いてあったのか 言い切れないというのですが・・・ しかし、いずれにしてもこの芽衣の発言は正しくありません。言うまでもなく民法734条に 近親婚の制限が規定されています。以下に原文のままを記載します。 民法734条第1項 直系血族又は三親等内の傍系血族の間では婚姻をすることができない。 (後略・第2項省略) 真綾は小学校入学前に父親を亡くしていました。一方兄貴の理一(りいち)も母親がおらず (病死か離婚かは不明)真綾の母親と理一の父親が再婚して二人は兄妹となったわけです。 この場合真綾と理一に医学的には血のつながりはありません。ですから普通近親相姦によって 生まれた子供は奇形などの障害が出てきてしまうのですが(そのような事情があるから近親婚 は禁止されているのです)仮に真綾が理一の子供を身ごもって出産したとしても子供に障害が 出る可能性は近親相姦によってできた子供より極めて低くなります。 しかし、医学的に血のつながりがなくても彼らの両親が再婚して夫婦となった時点で民法上は この二人は「親族」になるのです。同じ親から生まれてきた兄弟姉妹とまったく同じ扱いに なるのです。言ってみれば民法の上では彼らは同じ血をわけた兄妹と言えるでしょう。 民法では民法の上で血のつながりがあるものの近親婚を禁止しているのであり、医学的には 血のつながりがないからといっていわゆる連れ子同士の再婚はできないのです。 とまあこんな風にね、法律ってのはこんなところにも出てくるものなんですよ。 アニメや漫画、ドラマや映画で「こういう場合法律的にはどうなるのだろう?」なんて考えながら 見るというのも(少なくとも俺は)面白いと思います。 さて、来週からマジアカ全国大会です。時間があればまたタロさんとコンビ打ちしたいです。 そしていよいよコミケです。体調を整えて頑張っていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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