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登るアラ還! ~美しい自然を求めて~

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2016.08.20
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カテゴリ:登山
この時期、高越山山頂の高越寺で年中行事である「十八山」が執り行われます。
 正式には「十八山大護摩大祭」、昔は旧暦7月18日に先達、行者によって大柴燈護摩の秘法が夜を徹して行われたそうです。
 現在は、8月18日に行われ、午後9時と翌日の午前3時の2回、柴燈護摩(さいとうごま)の儀礼が執り行われます。
 
 夜半から深夜にかけて行われるため、これまで実際に見たことがありませんでした。
 今年こそは・・・との思いで18日、夕食を早めに済まして高越山へ向かいます。
 いつもは登山道を登って山頂へ向かいますが、今回はマイカーで車道ルートから最終駐車場へ・・・
 午後8時、駐車場には既に30台余りの車が止まっていました。
 ヘッドライトを装着してお寺への参道を歩きます。
 慣れた約20分の参道とはいえ、夜の一人歩きは不安な気分にさせられます。

 お寺へ着くと、柴燈護摩の準備が整えられていました。
 管理人室には、裏方さんたち数人がテーブルを取り囲んで雑談中、先輩のTNさん、管理人の人達等々・・・皆さんアルコールが入っている様子、冷えた缶ビールを出してくれて、私も雑談に加わりました。

 開始の9時、外からほら貝の音色が響いてきます。
 まず本堂前で先達、行者さん達により祈りが行われます。





 そしていよいよ柴燈護摩の儀式が始まりました。


 般若心経の読経とともに法螺貝が吹きならされるなか儀式が進行・・・この流れは、毎年5月に行われる錫杖祭の時の護摩焚きとほぼ同じです。
 そして、柴燈護摩に点火・・・


 暫くするともの凄い勢いで炎が燃え上がりました。深夜だけに迫力があります。
 火の勢いが少し弱まった頃に、信者等が願い事を書いた大量の護摩札が投げ込まれます。
 私が祈願した護摩札も含まれています。


 約1時間、火が消し止められ終了しました。
 次の午前3時までは時間がたっぷりあります。
 管理人室で時間をつぶします。

(管理人室での団欒のひと時)

 さて、この日は深夜12時頃から、オリンピックのバトミントン女子ダブルスの決勝戦、我が県出身の松友選手が出場、その活躍ぶりを見逃すわけにはいきません。
 管理人室のテレビに釘付けになりました。3ゲーム目の後半、もうダメかと思いきや連続5ポイントの得点で逆転優勝、眠気も吹っ飛びました。本当にうれしい快挙でした。

 そうこうしている内に午前3時が近づきました。
 この十八山が行われる18日は「女人禁制」という珍しい制度が今でも残っています。
 高越山以外では奈良県の大峰山(山上ヶ岳)の女人禁制が有名です。
 そのため女性信者は山門下の女人堂で待機、深夜12時を過ぎてからでないと入山できません。

 12時過ぎに数名の女性信者が入山してきました。
 3時から再び柴燈護摩の儀式が始まります。女性信者も見守る中での儀式・・・内容は9時からの儀式と同じです。

 4時前にすべての儀式が終了しました。
 時間待ちの時に頂いたビールのアルコールが抜けていない感じなので管理人室の隣の部屋で仮眠をとらさせてもらいました。
 
 6時過ぎ起床、外はひんやりとした清々しい空気に満たされています。爽快な気分になります。

(護摩焚きした跡) 

 頂上までは10分足らずの道程、弘法大師像を拝むと気分も一新。
 

 その後、管理人さん達にご挨拶して帰路に着きました。

(朝の船窪つつじ公園)

 車道を走っていると早朝のせいか3か所で猿に出会いました。
 最初は、車の音で驚いたのでしょうか、一本の大木から10匹ぐらいの猿の軍団が降りてきて茂みに逃げ込みました。
 この写真は3度目に出会った時の猿です。手前で止まってなんとかカメラに収めることができました。


 道中で思いがけない野生の動物に出会うとなんとなくラッキーな気分になります。

 初めて見た十八山大護摩大祭、行者による法螺貝が響き渡る中、闇夜に護摩焚きの炎が燃え盛る様子は異次元の世界にいるような雰囲気に包まれました。
 息子たちの健康と孫の健やかな成長を祈願したことは言うまでもありません。

 

 







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Last updated  2016.08.20 18:03:38
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