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カテゴリ:登山
近くにそびえる妙体山(785m)、頂上に二つの神社がある珍しい山です。
久々に登ってみることにしました。 この山は、我が町と隣町の境界に位置し、どちらからも頂上まで林道が通じています。 山のガイドブックによると昔の山道は廃道になっているとのこと。 前回は隣町の方から登ったので、今回は我が町から登ります。 国道193号線を北上、落合の信号を右折、百々橋を渡った所に「左 大窪寺」の道路標識が、妙体山へはこの分岐を右へ進みます。 暫く走ると道路脇の石垣に花が植えられていました。こんな辺鄙な所に、数メートル間隔で植えられています。植えた人の心づかい伝わってきました。気分が和みます。 走るにつれて次第に道が狭くなってきます。初めて通る道なので不安が過ります。 途中、ビニールハウスがある民家の前に人がいたので尋ねると、この道が妙体山への道です。と言ってくれました。 安心して走っていると目の前が開けてきて正面に民家が・・・3匹の犬が放し飼いにされています。 出迎えてくれたような気分になりました。 民家の前を左折しさらに林道を進みます。 持参した地理院地図を見るとこの辺りが横野集落のようです。 林道はさらに狭くなり車幅ぎりぎりの所も・・・家内の軽四で来れば良かったと後悔しました。 少し進んだ分岐点に表示板「女体山 左」と・・・妙体山を女体山と呼んだ由来もあるそうです。 さて、狭い林道ながらもこのまま進むと山頂まで行ってしまいます。 山頂まで車道が通じている山は、どの辺から歩けばいいのか、と悩みますが、ガイドブックでは横野集落あたりの空地に駐車して歩けばよい、とのことで、道が広くなった所へUターンして駐車、ここから歩くことにしました。 (駐車地点から見る妙体山) コンクリート舗装の林道なので、歩く分には広々としています。 時々日差しが当たって寒さは感じません。 林道沿いにはフユイチゴが目に付きます。 歩き出して40分、頂上の神社が見えてきました。 頂上にはそっくりな二つの神社があります。 向かって左側(美馬市側)が妙体神社、右側(阿波市側)が明多意神社。 説明板には、その左右の神社の屋根の水落が市の境界線と書いてあります。 ”みょうたい”という文字を使い分けている点が面白いというか不思議ですが、何か謂れがあるのでしょう。説明書きには触れられていません。奇妙な光景です。 境内裏のこんもりした地点が最高点(785m)のようですが、この山には三角点はありません。 周辺には、赤い実のついたミヤマシキミが群生していました。ちなみにこの実は有毒だそうです。 今回は初めてのルートだったので、地理院地図をフリントアウトし、それを見ながら山道を歩きました。林道だから迷うことはないとは思いましたが、線図どおり歩くと安心感があります。 往復1時間10分、心地よい山歩きになりましたが、狭い林道の運転には神経が疲れました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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