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キタさんのつれづれ日記

キタさんのつれづれ日記

「冨久錦」12/28

Stephen Stills「Love The One You`re With」(3:03)

みゆき通りを御通行の皆さん、こんにちは。
只今からの30分、電博堂ひめじスタジオより生放送で
「電博堂サテライトエアー」をお送りします。

どうもこんにちは。この時間のご相手は、喜多宏高です。よろしくお願いします。
さて、挨拶代わりに1曲、お届け致しましょう。ボトルネックの達人、ライ・クーダーです。アメリカ中南部のあらゆる音楽を母体にした、独自のサウンドを追求しているおじさんですが、この頃(1976年)はテックス・メックスにどっぷり浸っていますね。ライ・クーダーの「I Got Mine」、どうぞ。
Ry Cooder「I Got Mine」(4:28)
まずは、ライ・クーダーの「I Got Mine」をお届けいたしました。なんか、西部劇に出てくるならず者とかガンマンの雰囲気がただよっていませんでした?ちなみにライ・クーダー、7年ぐらい前には、ついにカリブ海を越えました。で、キューバ島のミュージシャン達と一緒に「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」っていうアルバムと映画を作って、話題になっていましたね~。

「ぱくっ!デンパくんのええとこどりラジオ」
電博堂ひめじスタジオより生放送でお送りしています。改めまして、喜多宏高です。
この時間は、私、喜多宏高の「お酒にまつわるエトセトラ」という番組になっております。30分、よろしくお願いします。

この番組は、喜多がお酒についてとことん語ります。どこで飲むか?誰と飲むか?正しいお酒の飲み方、美味しい居酒屋や酒蔵やお酒やおつまみ、酒にまつわるウンチク、小話などなど…。毎回、色々と手を変え品を買えてお送りしていきたいと思います。今日はその4回目。「播磨の酒蔵探訪其の壱・富久錦」というタイトルで話して行きたいですね。あの、私。日本酒は基本的に飲めないんですが、ここの酒蔵の日本酒だけは飲めます。なぜか?それはただ単に美味しいからです。今までの日本酒の概念を木っ端微塵に砕かれてしまったほど、純粋に「旨い」とお薦めできる代物なのです。で、先日2回ほど酒蔵見学をしてきましたので、その模様を中心に話して行きたいと思っております。

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さ、本題に入る前に、もう一丁曲行きましょうか?アメリカを代表するシンガーソングライターと言っても過言ではないキャロル・キング。それまでは主に作曲家として活躍していた彼女がソロでデビューしたのが1972年。で、その直後にカーネギーホールでライブした時のラストナンバー・「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」。行ってみましょう。
Carole King「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」(4:09)
キャロル・キングの「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」でした。ピアノも歌声も歌詞も、全てにおいて美しい歌ですね~。

私、喜多宏高の「お酒にまつわるエトセトラ」。今回は、「播磨の酒蔵探訪其の壱・富久錦」というテーマで話していきます。まずはその酒蔵の基本的な情報を。
加西市の三口町っていう処にあるんですが、姫路からでしたら、国道372号線を篠山方面に走って30分っていうところでしょうか?
初めての探訪は、去年の10月。
たまたま、旧友の増田と言う大酒のみ(大学院時代からの親友・現在東京大学大学院在籍。超エリート。)が、高知への帰省の途中で姫路に寄った。喜多の実家に泊まることに。
その昼間の企画として、喜多が酒蔵巡りを企画。灘菊と富久錦を探訪。
お互い、富久錦を絶賛。なんてったって、全国初の純米酒一本酒造。醸造アルコール等の混ぜものは一切無し。本物だな、と感じましたね。
戦中戦後の物無し時代からだそうらしいんですけど、日本の酒造業界では米以外の雑穀(コーンスターチ等)で発行させた醸造アルコールを混ぜたりするのが当たり前。
ところが、ここ富久錦では、純粋なお米だけで発酵させているんです。利益は薄いし、手間もかかるんですが、本物はこうやってしか作れない!
そして、大酒のみを以って任ずる喜多と増田としては、当然飲まずにはいられない。蔵の中でヘロヘロになるまで試飲しました。で、中でも一番気に入ったのが「播磨路 生酒」っていう秋限定のお酒。早速、一升瓶を買って帰りましてね。
晩に別の友達交えて4人で飲み会をしたんですけど、あっという間に空になりました。2人は完全にグロッキーになってしまいまい、その後が大変でもあったんですが(笑)。ま、それほど美味しい酒であったのは事実です。
それで味を占めた喜多は、別の親友の酒井ってのと2人で富久錦の春の蔵開きに行ってきたんですね。
かす汁振舞ってもらって、試飲しまくって、クイズに答えて~、っていう充実の時間でした。クイズに当たって1升瓶が届くというおまけまで付きましたが。
で、その酒井もこの酒蔵が気に入ってしまいまして…。以降の詳細については、後ほど詳しくお届けしますが。

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ではここらで一息入れて1曲。
60年代後半に活躍したイギリスのバンドにクリームってのがあるんですが、ロックの歴史を語る上では欠かせない存在ですね。異なる個性と技術を持ったメンバーによる共演が、よく科学反応(ケミストリー)を起こして、革新的なものを作り出す・・・ってヤツの元祖です。クリームの場合は、ブルース畑にいたエリック・クラプトンと、ジャズ畑にいたジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーっていう3人です。その後のブリティッシュ・ハードロック全盛の起爆剤でもあるんでしょうけど、そのセカンドアルバムから「Swlabr」。どうぞ。
Cream「Swlabr」(2:34)
クリームの「Swlabr」、お届けしました。ギターは神様、エリック・クラプトンだったんですけどね~。

私、喜多宏高の「お酒にまつわるエトセトラ」。今回は、「播磨の酒蔵探訪其の壱・富久錦」というテーマでお送りしていますが、続いて、この秋に2回行われた詳細な酒蔵探訪記に移りましょうか?。

で、さっきもお話ししましたが、春に連れて行った酒井と言う友人が富久錦にはまりましてね~。彼女は神戸に住んでいるんですが、その神戸の友人に宣伝しまくりまして。
直後の春には、富久錦お花見ってのを、”酒井と愉快な仲間たち”と護国神社でしましてね~。富久錦の1升瓶、2本持参して飲みました。
秋に2回行ったのも、その酒井と愉快な仲間たち(酒井・上杉・野田・高木って感じですか)を富久錦に連れて行ったような感じです。
1度目は、9月の蔵見学です。最初から試飲して、蔵見学して、また試飲して・・・。と蔵の全てを堪能しましたね。この時の解説がすごく分かりやすかったこともあり、忘れられない秋晴れの一日でしたね。で、帰り際に、是非仕込み中の蔵も見学してくださいって言われたので、ウチらもその気になって、じゃあ11月に又行こうと言う事になりました。
富久錦では、毎年11月後半に秋の蔵開きをしているので、それに合わせて行きました。
蔵の入り口に杉玉がありましてね、それが青いんですよ。杜氏の方によると、これが茶色になる頃に酒が浸けあがるとの事なんですね。初めて見ました。
丁度この時には、浸け始めて1週間位だったんです。樽の中からは発酵した米麹から、香ばしい香りが昇ってきて、最高でしたね。
出来立ての濁り酒も試飲しました。これも旨かったなぁ~。
で、皆がっぽり買って帰っていましたね。
その後は、皿池で牛乳鍋をして、午後には法華山一乗寺に行ったりしまして、なかなか楽しい一日でした。
まぁ、それやこれや含めて、富久錦は喜多さんのお勧めNo.1です。春の蔵開きなんぞは、色々とイベントもしてもしますので、皆様、一度行ってみてはいかがでしょうか?

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さて、番組も終わりに近づいてきましたが、ここで1曲。
60年代のブリティッシュ・ブルースの父ともいえる存在として、ジョン・メイオールっていう人がいるんですね。個人的に、かなり好きな人ではあるんですが、クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラーを見出したのはこの人ですわ。で、彼の結成していたブルース・ブレイカーズから1曲行きたいですね。ちなみにこの頃は、クリームを結成する直前のクラプトンもギタリストとして加わっています。弱冠21才にして、もはや神様と呼ばれていたらしいんですが、そのプレイや、もはやGodです。では、The Blues Breakersの「Have You Heard」。
John Mayall & The Blues Breakers「Have You Heard」(5:57)
The Blues Breakersの「Have You Heard」をお届けいたしました。
いかがだったでしょうか?

「ぱくっ!デンパくんのええとこどりラジオ」
電博堂ひめじスタジオより生放送でお送り致しました。
次回の放送予定は12月31日・大晦日の20時からと言うことになっておりますので。初詣前にみゆき通りを歩かれる方がいらっしゃいましたら、喜多宏高の「お酒にまつわるエトセトラ」、よろしくお願いします。来年からは喜多宏高の新コーナー「キタさんのかばん」も始まります。皆様、良い年末年始をお送りくださいね。

では、Janis Joplinの名曲の1つ「Try(Just A Little Bit Harder)」を聞きながらお別れすることにしましょう。
ではまた、大晦日に。
Janis Joplin「Try(Just A Little Bit Harder)」(3:58)


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