奇譚報道blog

朝日ソノラマ・伝説の雑誌・マンガ少年。SFマンガ華やかなりし頃の、バイブルみたいな雑誌だったことですよ。その後、徳間書店からもリュウってのが出ていたりしたけど、どちらも今は亡きだなぁ。（当時創刊されて残ってるのはプリンセス＜秋田か？＞）
が、今でも買っている雑誌は、朝日ソノラマの「ほんとにあった恐い話」＆「ほんとにあった笑っちゃう話」の二種。
ソノラマってば、東京12チャンネルみたいな出版社で、アイデア先取りの上、作家も上々、マニアックで面白いのに、一般大衆とはどこか一線を画している（上品すぎるのか？）ので、世の中で大騒ぎになるほど大ヒットという事にならない･･･のに、ずーっと継続して本を作り続けてくれる、不思議な会社です。
「ほんとにあった･･･」シリーズなんて、あっちでもこっちでもパクられてたしなー。かといって、向こうが全然ダメって訳でも無く、ソノラマができない部分をうまーく補完して、けっこう人気もあるんだわ。（たまに読んでる）

で、その他誌からの雑誌で、「旅行ネタ」の雑誌があったもんだから、ホクホク買ってきたんだけど。

ダメだった･･･。
同人誌の旅行記の方が、圧倒的に面白かった。
なんか薄味だし、何が面白いのかわかんない。
バックパッカーのススメ、みたいなのもあったけど、猿岩石の頃ならいざ知らずだしなぁ。バジェット旅行のススメ、の方がイマドキじゃあないのかなぁ。
旅行エッセイマンガって、簡単だけどかなりマンガスキルが高くないと、読者を満足させられないんではないかしら。
萩尾望都とかささやななえが、むかーし描いた旅行エッセイは面白かったなぁ。TONOさんとかうぐいす姉妹のも、かなり面白いと思うよ。
こんな買い物したー、とか、こんなとこ行ったー、とかじゃなくて、それを見てどう思ったとか、こんな人・モノが面白いと思ったとか、そういう人間の目を通した後の情報が、楽しいのかなぁ。
レポートだけでも、感想だけでもあかんのだ。

旅行エッセイマンガが増えてくれるのは嬉しいけど、増えればハズレもあるってことかー。