北の源野から

まだ夜明け前の真夜中３時。
フェリーでは、お目覚めの音楽が鳴り始めました。

ゴソゴソと起き出すけど、頭はぼ～～～っ。
窓の外はまだ真っ暗。

目を覚ますために顔を洗って、下船の準備です。

すこ～し外が明るくなってきたぁ。
あ～、久し振りの小樽だぁ。
北海道はまずまずのお天気のよう。

甲板に出て、ビデオを撮ってきたダンナが一言。
「やっぱり寒いぞー！」
寝ボケているgenにジャンパーを着せて、車両甲板へ。
もうすっかり外は明るくなってきてる～。
朝焼けがとってもキレイ！！

と、ここでいつもなら記念写真を撮るところなんだけど、
ダンナは嬉しくて気持ちが焦っているのか、フェリーターミナルをどんどん離れていってしまうーーー！
「あ～～ん、写真撮りたかったのにーーーー！」

フェリーから遠ざかりながら、genがまた言った。
「あのおふね、のるの～～！」

だ・か・ら～～！！　
今まであの船に乗ってたんだってばーー！（爆）

今日は一気に最北端の「宗谷岬」を目指します。
距離にして約400km以上。
しかし、そこは北海道。
バイクなら5時間程度で着いちゃいます。（あらら？制限速度は何kmだったかしら･･･？）
でも、今回はgenがいるため、道の駅や公園で遊んだりしながら、ゆっくり北を目指すつもり。

車に装備されている外気温の数字は15度。　涼しい～～。

途中で休憩した道の駅「おびら鰊番屋」は趣のある道の駅。
国道をはさんで、すぐ日本海が広がっています。

genはそこで水遊びをしている子供達（多分地元の子）と一緒になって裸足でバチャバチャ！
さぶいってばよー！　風邪ひかんでくれよぉ～。

ひといき遊んだ後は、また車に乗って北上です。

次に寄った道の駅「てしお」は、一見なんの変哲もない道の駅なんですが、ここのレストランはかなりグー！（死語？）でした♪

ソフトクリームもすっごくおいしくて、しかもワッフルコーンなの。
コーヒーも、１杯１杯ドリップで入れてくれる本格派。
軽食も地元の特産品の「しじみ」を使ったカレーや炊き込み御飯など、これが全部手作りなんですよ～。
今回は残念ながら食べられなかったんですが、とってもおいしいって評判なんですって。
次回は是非チャレンジしたいなぁ。

その後は稚内まで延々と真っ直ぐな道が続く「オロロンライン」を走って、
途中「北緯45度線」の記念碑の前で記念写真。

そのすぐそばから見れる「利尻富士」もとっても綺麗に見えました♪



その後、ノシャップ岬を見て、最北端へ！
最北端の碑のすぐ側にある民宿「清水」さんが、今日の宿泊地です。
ここも、もう何年も通い続けている民宿さんで、いつもおいしい鮭や大タコなど、海の幸を送ってくださるところです。
私達がいくと、他のお客さんそっちのけで（いいんだろうか･･･？･･･良くないよねぇ･･･。）大歓迎。
夕食の後は、必ずプライベートのリビングで、うにやホタテ、毛ガニやホッキ貝など、すでにお腹いっぱいなのにすごい料理をご馳走してくれるんです。（もちろん料金外）
しかも、今年はgenにお小遣いまでいただいてしまって、民宿に泊まりに行っていると言うよりは、親戚の家に遊びに来たような感覚です。

その上、お子さんのいらっしゃらないご夫婦は、「いつか私らが死んだら、この民宿はあなたがたに差し上げますね。」なんてことまで言い出すんでビックリ！！！
まさにどっしぇーー！？って感じです。

いつかは北海道に住みたいと願っているダンナは、すっかりその気だし。
夜遅くまで、そんな話で盛り上げってました。
　（↑　ダンナはどこまで本気かわからないけど、私は美瑛に住みたいのっ！）

そんな民宿さんに到着したのは午後２時過ぎ。
腰痛のダンナはひとまず民宿で休憩。
最北端のそばにある丘の上には、公園のような場所があって、昭和58年の大韓航空機墜落事故の犠牲者を追悼する「祈りの塔」などがあります。
genとお友達のＨちゃんと３人で、その丘をお散歩。
牧場もあって、牛がたくさん！　この春に生まれた仔牛もいて、genは大喜び！


しっかし寒いっ！　この日の気温12度！！
お土産屋さんでも、民宿の中も、思いっきりストーブ焚いてましたよー。
　
明日は１番大好きな美瑛町です♪
お天気いいといいんだけどなぁ･･･。