北の源野から

だいぶ腰の調子も良くなった（？）ダンナの運転で苫小牧を目指します。

その前にもう１度だけgenの「おうまさん　のるの～。」にお付き合い。
すっかり乗馬が気に入ったみたい。（これは私の血かな？）
今回は、大きなお馬さんだったので、私と一緒に乗ったけど、今度はポニーのいるところに連れて行って、１人で乗せてあげたいなぁ。ふふふ。

お世話になった民宿のオーナーさん達と記念写真を撮って、
さぁ、しゅっぱ～～つ！
苫小牧では、またまた民宿のおとーさんが待ってるよ～。

ホントは昨日１泊するはずだったのに、ドタキャンしちゃってゴメンナサイ。

ここの民宿さんは、ほんっっとうに普通の民家です。

昔から世話好きだったご夫婦が、苫小牧の駅や公園で野宿をしている旅行者を、好意で泊めてあげていたんです。
その話を聞いた帯広の民宿のオーナーさんが（昨日私達が泊まったところね。）、「キチンとお金を貰って、民宿をやりなさい。」って、アドバイス。
はじめは「今のままでいい。」と断っていた苫小牧のおとーさんだけど、
帯広の民宿さんが自分のところに泊まったお客さんに、「苫小牧に行くならここに泊まんなさい。」と、おとーさんのところをドンドン紹介するようになって、大繁盛！
多少なりともお金をもらわないと、善意だけでは続けていけなくなっちゃったんです。

それが民宿をはじめた切っ掛け。
それでも、「普通の民家だから申し訳ない。」と、１泊２食付きで\3500という破格さ。
民宿ガイドなんかには決して載っていない超穴場民宿。
ここに泊まりたい人は、帯広の民宿さんで紹介してもらうか、１度泊まったことのある人から紹介してもらうか、
はたまた、偶然おとーさんに拾ってもらわないと泊まれないのです。

小さな民家なので、相部屋状態なんだけど、おとーさんの人柄にひかれてやってくるリピーターがほとんどなので、みんなすぐ仲良くなっちゃうんです。

しかも、おかーさんの作ってくれる家庭料理が異常においしいの！！
他ではめったにおかわりしない私ですが、ここだけは朝から必ずおかわりしちゃうんだわ～。

･････でも、そんなおかーさんがガンで他界してしまったのは、もう８年前。
それ以降は、民宿もやめてしまったんだけど、おとーさん、おかーさんを慕ってくるリピーターだけは、泊めてくれる優しいおとーさん。

夫婦仲が良かっただけに、一時は一緒に死んでしまうんじゃないかと思うくらい落ち込んで、病気にもなってしまったおとーさんだったけど、
久し振りに会ったおとーさんは昔のように元気いっぱいで、お得意のしょーもない駄洒落を連発していました。

１泊して、ゆっくり話ししたかったのに、ごめんね。
でもきっとまた来るからね。それまで元気でいてよー！

今日の苫小牧港から出発するフェリーは夜11時50分発。
おとーさんのところで、手作りカレーをご馳走になって、お風呂も入らせてもらって、いっぱーい話もして･･･。

今年の北海道旅行もおしまい。
あっと言う間だったなー。
今回はダンナの腰痛で、ちょっとシンドかったけど、久し振りに懐かしい顔に会えて、本当に嬉しかった♪

今年は金銭的に、かなり苦労したから、「来年は旅行なしよ！」ってダンナにも言い続けてきたんだけど、
やっぱり北海道はいいなぁ。みんな人があったかいよ。
景色も最高だし、海の幸も山の幸もおいしくて、体の中からキレイになるような気さえするんだ。
また来年も来てしまいそう････。

いつか、きっと北海道に住むんだーー！！
それが私たちの夢なんだぁ。