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カテゴリ:社会問題
立て続けにブログを更新することになるが、以前書いた標記の件について続報がある。
草なぎ剛の公然わいせつ事件での家宅捜査の合理性・必要性について、新党・大地の鈴木宗男氏が質問主意書を出しており、それについて政府は警察庁の答弁書を承認したというニュースが出ていた。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090512/plc0905121120006-n1.htm この記事によれば、今般の家宅捜査は「事件の全容を解明するために必要だった」とのことだ。 全く説得力のない、理由にもならない理由であるだけではなく、逆に、警察は自分達が「必要だ」と言えば、家宅捜査ぐらいの強権はいつでも発動できるんだぞということを示しただけではないか。 明らかに最近の警察は、組織としておかしな動きをしているように思える。 警察の問題と言えば、もう一件。 3年前ぐらいに完成されたものの、配給先が決まらずにロードショーがずっと待たされていた映画「ポチの告白」が公開されているらしい(俺はまだ観ていないが)。 オフィシャルサイトは以下。 http://pochi-movie.com/home.html この映画は、日本警察の腐敗ぶりを描いた社会派エンターテイメントだが、実話の取材に基づいて作られている映画なだけに、日本警察の闇の部分を考えるには参考になるかも知れない。 先日、テレビ朝日でも、現職警察官による腐敗告発が7時台の時間帯で報道されて反響を巻き起こしていたが、彼は既に2005年に現職警察官として全国で始めて告発を行ったらしい。 http://www.watchme.tv/v/?mid=a9bd402e9971cc6f171e5694a2e6c941 そう言えば、その昔、アル・パチーノ主演の「セルピコ」という映画があった。 ニューヨーク警察の腐敗にたった独りで立ち向かい、仲間からの裏切りに遭うというシリアスな内容の傑作だったが、彼の告発を知って、何故か俺はあの映画を思い出した。 我々一般の者は、本質的に暴力機構である警察について、その内情を殆んど知らされていない。 その秘密主義的な体質の陰で、恐ろしいほどの腐敗が進行しているのかも知れない。 この間の警察の強権ぶりは、今組織の内部で確実に地殻変動が起きているというシグナルなのかも知れない。 しかも、その地殻変動は、正常な方向への自浄作用ではなく、反動的な方向への動きかも知れないということに、引き続き注意しておく必要があるだろう。 ps ところで、鈴木宗男氏は自民党を辞めてから随分まともになったのではないか? 大夕張ダム建設にも、かつて彼が関わっていたと聞いていたが、あれも白紙に戻すように働きかけてもらって、大夕張自然公園にでもしてくれと、今度機会があれば頼んでみることにしよう(無論、そんな機会はないけど(爆) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.12 23:12:38
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