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カテゴリ:生活・仕事
西シベリア訪問
先月末に、ロシアのケメロボという街で開催された学会に、他の研究者と共に参加してきた。 ケメロボは、人口60万人ほどの街で、日本では岡山市や熊本市ぐらいの人口サイズだが、圧倒的なシベリアの平原の広さのために人口密度は低い。 ロシアの中では、ケメロボは西シベリア地域での南西部に位置する街ということらしく、最寄りの国際空港がある街はノボシビルスクだが、そこから200kmほど北東に行ったところにある。夏は針葉樹林帯への避暑地として、冬はスキー場として観光客が訪れるようであった。 我々が訪れた6月末は、北海道を思い出させる清々しい気候であり、日中は日差しが暑いぐらいだったが、湿度が低く乾燥していたので、おおむね気持ちのいい滞在だった(だが、乾燥と旅の疲れ(だと思う)で、帰国後、俺は喉をやられて夏風邪をひいてしまった(^^;)。 今回行って初めて知ったのだが、このケメロボという街はロシアでも最大級の炭鉱町だったのだ。 もちろん、今でも炭鉱は採掘され続けている。 この採掘のされ方が、夕張のような坑道を掘り進むタイプものだけではなく、露天掘りにしているものまである。 そのスケールの大きさは、夕張の比較にはならない。 ![]() 画像にあるのは、その露天掘りをしている風景だが、全長20km程のエリアを、パワーショベルと400トンダンプで掘り進んでいる。このダンプが、考えられないほどでかい! ![]() ![]() ![]() ところで、学会事務局のご厚意により、なんと炭鉱見学ツアーに参加することになった。 だが、夕張出身の俺としては、「なんでロシアまで来て炭鉱に入っているのかなぁ?」という感じではあったが、まぁ、成り行き上仕方がない。 ![]() ![]() それにしても、坑道の中は、かなり粉塵が舞っていたのだが、労働者達はマスクなんか付けずに作業していたので、少々心配ではあった。ありゃちょっと危ないだろ(^^;。 坑道見学を終えた後は、しっかりロシア名物?のサウナに入って粉塵と汗を洗い流した。 その後、石炭火力発電や化学工場が見える展望台に案内してもらったのだが、川や緑が驚くほど綺麗だ。 炭鉱町の川と言えば、炭塵を洗い流した後の、あの夕張の茶色の川というイメージしかなかったのだが、ケメロボの川はとても綺麗だった。 ![]() 最後におまけのボルシチの画像。 ケメロボの中心街にあるレストランで食べたボルシチは、やはり美味しかった。 ![]() 大平原とエネルギー資源の国、ロシア。 今度行くことがあれば、モスクワだとかサンクトペテルブルクだとか、もうちょっと都会がいいかな(^^;。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.09 14:53:00
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