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カテゴリ:社会問題
原爆許すまじ2015

終戦70周年目の平和祈念式典が今日広島市で行われた。

毎年、この日が来る度に、世界平和の状況と日本の現状を顧みて、その酷さに愕然とする思いがする。

平和式典は、1954年から現在のような形式で毎年に行われることになったはずである。当時、マーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカが繰り返し行っていた水爆実験によって、日本の第五福竜丸(船長 久保山愛吉)が被爆するという事件が発生し、それを契機に高まった原爆反対運動を背景に恒例として行われるようになったのだ。
この式典自体は、平和への思いを新たにするセレモニーであるから、多くの人々が世界平和を祈念しにやってくるのはいい。

だが問題は、被爆から70年経って、少しでも核兵器廃絶に世界は近付いたのだろうかということであり、あるいはまた、戦争のない安定した世界平和に近付いたのだろうかということだ。

残念ながら、その答えはノーだと言わざるを得ない。
特に、日本及び日本人はこの戦後70年間、この問題について一体何をやってきたのかと思う。
これは、日本の政治家だけではなく、官僚、科学者・学者、学生など各界の関係者の責任だと俺は思う。

本気で世界平和を実現しようとするならば、見たくない現実から目を背けるのではなく、むしろ惨い現実の問題に個別に切り込まねばならない。

その問題とは、例えば以下のようなことだ。
・アメリカの原爆投下は、ニュルンベルク裁判(1945)における国際軍事裁判所条例第6条に照らしても、その前のハーグ陸戦条約(1899)に照らしても、一般人民(非戦闘員)の無差別殺戮であり、明らかな戦争犯罪War Crimeであることを、関係する国際会議の場でしっかり主張し、世界に認めさせること。
・「侵略戦争」の定義をハッキリさせ、日本だけではなく、アメリカ、イギリス、オランダ、ベルギー、フランス、ロシア等がパリ不戦条約(1928)以前から、植民地支配(及び奴隷貿易)を行なってきたという事実によって、全て侵略戦争として定義しうることを主張する必要があること。
また19世紀後半から20世紀初頭の帝国主義時代だけではなく、それ以前の有史においても中国、トルコ、スペイン、ポルトガル、ドイツ等も他国への「侵略戦争」を繰り返してきていたという事実を認めさせること。
・アメリカ、中国、ロシア等をはじめとする大国の軍備拡張の現状と核兵器をはじめとする兵器開発の現状の研究と分析。
・国連をはじめとする多くの国際機関、国際政治の場において活躍する人材育成を戦略的に行うこと。また実際に国際紛争を解決するための多くの国際会議でのイニシアティブを発揮すること。
・中国の尖閣諸島への圧力や挑発、また南沙沖の国境線付近での海底掘削などの具体的な国際的係争事案にどのように対応するのか。
・韓国の竹島の実効支配、ロシアの北方領土の実効支配、これらの領土問題をどのように解決するのか。
・北朝鮮の拉致問題及び弾道ミサイル発射問題、核兵器開発疑惑にどう対応するのか。
・イスラム国で現に日本人の人質が惨殺されたことに対して、また類似する国際誘拐事件に対して、どのように対応していくのかの戦略研究をすること。


ざっと挙げただけでもかなりの問題が未解決のままだ。
これらの問題は、核兵器とは直接関係のないものが多いが、核兵器が絡まなくても(日本が関係する)国際紛争事案は数多く存在しているのだ。
武力によらない世界平和の実現は、もちろん大いに結構なことだが、武力や暴力に訴える勢力が数多く存在している世界の現実の中で、具体的に上記のような問題を含めて、どのように世界平和を実現していくのか、またそこに貢献できる人材をどのように育成・輩出していくのか
そういう本質的な問題と正面から向き合って答えを提示するのでなければ、世界平和など決して訪れるはずがないではないか。
願っていたり祈っているだけでは、決して世界の平和は訪れない。
きれい事ではない、厳しい現実から逃げずに向き合うことこそが平和構築の第一歩ではないのか。

そういう観点から日本の戦後70年を振り返った時、祈ったり嘆いたりすること以外できないとしたら、平和ボケも甚だしいと非難されても仕方があるまい。
それほどまでに、日本の戦後の平和構築努力は幼稚なままであるというのが、おそらく事実だろう。


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Last updated  2015.08.08 10:18:49
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