2003/12/10(水)21:14
あのサロンが閉店する理由
「じつは、今年いっぱいで……」ガーン、私の家のすぐ近所に夏にオープンしたマッサージサロンがもう閉店してしまうんだという。若いお兄さんが一人でがんばっていて、全身マッサージ45分3000円と格安。それでもすごいのに、45分コースをお願いするといつもサービスで1時間もやってくれていた。腕も良かったし人柄もまじめ。お客さんがほとんどいないので、予約なしで飛び込めるのも良かった。ちゃんとマッサージベッドで横になれて1時間3000円って……ないでしょ。ああ、残念だ。残念でならない。少し前に、「どうしたらお客さんが増えるでしょうかね?」と相談された。「ホームページ作っては?」「会員カードとか回数券は?」なんて、てきとうにこたえていたが、あのときもっと真剣に相談にのっていればよかった(って私が相談にのったからどうなっていたというわけじゃないけどさ)。駅から徒歩6、7分。住宅街の一角。たしかに場所はかなり地味。お寺の裏側で人通りは少ない。車も通らない。通るのはあのへんに住んでいる人と犬だけ。あと近くの小学校の子供たち。お兄さんがサロンをオープンするまえは、合カギ&ハンコ屋さんだった(これもすぐに閉店してしまった)。そんなんで、ガラス引き戸の入り口だったり、店のたたずまいもいまひとつ。でもレースのカーテンを下げたり、観葉植物やアロマポットを置いたり工夫していた。やはり立地のせいなのかな?駅に隣接していれば仕事帰りの人などがフラッと入ったかも。うちの最寄駅には中国マッサージ店が一軒あるだけだし。で、「てもみん」みたいに10分1000円、のようなクイックマッサージを取り入れて、回転をよくするとか。うーん、それだと駅前で家賃が高いし、彼のコンセプトに合わないのかな。集客……。ちなみに私がお店を知ったのは、ポストのチラシ。たぶんお兄さんが自分で配ってたに違いない。歩スティング以外になにかしていたのかな。店の入り口に看板と小さな電光表示があったけど。モミモミされながら、お店の存続を説得してみたけど、「あきらめて仕事探しますよ」とのこと。うーん、残念。私がここでサロンをオープンしたとしたら、どうしただろう?としばし考えてみる。これからの「コリコリ問題」の解決のほうが先だけど。せめてあと少しの間、せっせと行こう。