吉日ヒロコ☆Happy homeの作り方

今日、彼と一緒に東銀座の『銀の塔』にシチューを食べに行きました。
ミーハーな私が前から行ってみたいって言ってたのを、彼が覚えててくれたのです。
「あのシチューの店に行こうよ！」と誘ってくれました。
うぅぅ。優しい人ね。

中村獅童とか、勘九郎の息子たちとかがよく来ると聞いてちょっぴり期待して行ったんだけど・・・。
いなかった。
（当たり前か）

その後は映画の予定を返上し、ボディーショップでマッサージグッズを買って、帰ってきた。

今は、彼の作ってくれた残り物料理（キュウリと大根とザーサイと味噌を混ぜたもの。美味しい！）を食べながら、部屋でのんびりしています。

一方の彼はというと、今日、「自分の部屋の片づけをする」って宣言していたのに、まったくそんなこと忘れてしまったみたいにソファで昼寝中。

私が布団をひいたのに、使う気配ゼロ。
昼間からお酒を飲んで、テレビを見ながらソファで寝ちゃう、そういうシチュエーションが祝日っぽくて楽しいのかもしれないね。

ときどきビクッとしながら、寝ている彼を見て思う。

「まさか耳から毛が生えている人を好きになるとは思わなかったなあ・・・」

あ、間違えた。

そうじゃなくって、
以前の私だったら、こうやって静かに放っておくこと、できなかったなあって。

「ちょっと～。部屋の片づけをするって約束したでしょ！
　何、昼間から寝てるのよ～！
　もう連休終わっちゃうでしょ～。
　あなたっていつも口だけなんだから！！！」

きっとそう言って、寝ている彼を起こして、無理矢理部屋の片づけをさせていた。

でも今はもう、そういうのやめた。
彼は絶対に、私に何かを強要することはしない。
だから私も、彼の行動にとやかく言わない。
彼の好きなようにしてもらうのが一番良いって思う。

そもそも、私の過去の失恋は、男の人を自分の思い通りにしようとしたことが原因だったと思う。
いつも、彼に何か言うときは「彼のため」とか思っていたけど、本当は単なる自分のご都合主義だったんだよね。
浅はかでした。

同じ過ちはもう繰り返さない。
だから、もういいの。放っておくの。
誰だって、自分の好きなように過ごせる居心地が良い場所にいたいって思うもんね。
だから私は、居心地の良い女を目指すのよ。

それに、彼が片づけ嫌いだっていうことは、結婚する前からわかっていたことだもん。

部屋がキレイになるのと、彼に気持ちよく過ごしてもらうのと、どっちがいいか？

部屋がきれいになること！
って言いたいところだけど、そうじゃない。
彼がニコニコしている方が、いいに決まっているもんね。

おっと。
そうこうしていたら、いつの間にか彼がソファから布団に移動している。
メガネをかけたまま、完全な睡眠体勢に入ったぞ。

この分だと、今日はもう、片づけはナシだな～。
いつまでたっても引っ越し直後のような我が家。
でも、住んでいる私たちはニコニコしている、幸せな我が家です。