カテゴリ:Thinking
「環境」とは、「穴」のようなものである。
一見、何の関連も無いようであるが、実はこの二つ、似たようなところがある。 最近、そこかしこで見られる「環境」という言葉。これは当然のように使われているが、 「環境」だけでは何を表しているのかわからない。 ましてや「環境」というものだけを抽出して具現化することは不可能である。 「穴」というものも同様である。 「穴」の開いているものを考えてみよう。 ナットの穴、壁の穴、ドーナツの穴。 どれもがナット、壁、ドーナツがあって、はじめて存在し得るものである。 穴だけでは存在し得ない。 これを「環境」に当てはめみよう。 生活環境、地球環境、自然環境。 お分かりだろうか? 生活、地球、自然というものがあって、その周辺に存在するものが 「環境」なのである。 「環境」とは何かを取り囲むものであり、または周囲の物事である。 その中心となるものなくして、「環境」を語ることはできない。 「『環境』は大事なものだ、かけがえのないものだ」 こんな言葉がよく聞かれる。 しかし、その主体は何なのか? それだけでは存在し得ないもの、「環境」。 ならば、その主体となるものは何なのか? そこが「環境」という言葉を使う上でもっとも重要なことなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.19 23:38:08
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