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テーマ:本のある暮らし(3221)
カテゴリ:きつねの本棚
長らく読者としては、
遠ざかっていました。 だけど、高校時代に読んだ。 「優しい密室」は、 当時は確実に、私の心の支えの一つでした。 心優しい名探偵。 伊集院大介は、一つの理想でした。 不器用な生き方しか出来ない私にとって、 そんな人間にも寄り添ってくれるような彼は、 もの凄く憧れる存在でありました。 それに、ホームズや江戸川乱歩。 そして、ナンシードルーシリーズなどを、 夢中で読んで育ってきた私の、 初めて読んだ現代物の本格探偵シリーズだったと思います。 だから、その印象はとても深く刻まれているのです。 その後「天狼星」で、 内容に挫折してからは、 続きを読むことはできなかったけれど。 それ頃までに刊行された本は、 多分、ほとんど読んでます。 とっくに諦めていたけれど、 トワイライトサーガの3巻の謎が、 明らかにされないのは、 幸せなのか、不幸なのか。 「魔界水滸伝」は、 一時期凄く嵌ってました。 北斗のたーさんが大好きだった。 出来ることなら、 幸福な結末を迎えて欲しかった。 「グインサーガ」に関しては、 マリウスとイリスのエピソードが、 好きでした。 彼らの子供が生まれる前くらいから、 離れてしまったけれど。 豹頭王の花嫁は、 読んでみたかったです。 振り返れば、 何処かで、意外と影響を受けている気がする。 きっと今の私を作ったなかに、 確実に含まれているのでしょう。 また一つ青春が終わったような、 そんな喪失感があります。 お疲れ様でした。 心から、ご冥福をお祈りいたします。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 28, 2009 02:08:13 AM
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