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圧巻の勝利だった。
4-1というスコアもさることながら、アルゼンチンのチェックを寄せつけないブラジルの個人技とゲーム運びが際立つゲームだった。 アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカらアタック陣の破壊力はすさまじく、 世界王者の名にふさわしい戦いぶりでカナリア軍団はラストゲームを飾ったといえるだろう。 29日(日本時間30日)のコンフェデレーションズカップ決勝。 ドイツのフランクフルトでキックオフを迎えた戦いは、因縁の南米対決に。 当初は白熱した接戦が予想されたものの、思わぬ結果が待っていた。 ブラジルはいきなり先手を取った。 開始から11分、右サイドからドリブルで中央へ切り込んだアドリアーノが弾丸ミドルでアルゼンチン・ゴールを破る。 当初、故障のため出場も危ぶまれたというアドリアーノだが、懸念を吹き飛ばす豪快な一発で、チームに先制ゴールをもたらした。 これに続いたのがカカだ。 先制点から5分後、ペナルティエリア手前でボールを受け、 素早く反転してこちらも豪快なミドル。 よくコントロールされたボールは、GKルクスのダイブも届かず、ゴール右スミへと突き刺さった。 今大会は昨シーズンの疲れが色濃く残り、途中交代の多いカカだったが、大会初ゴールで、宿敵アルゼンチンを意気消沈させた。 2点リードで迎えた後半も、ブラジルのゴールラッシュは終わらない。 後半開始早々にロナウジーニョが鮮やかなボレーで決定的な3点目を突き刺すと、後半12分にはふたたびアドリアーノが決めて、ダメを押した。 アルゼンチンの抵抗が弱かったとはいえ、いずれもファインゴールの4発には、苦戦つづきだったタレント軍団も溜飲を下げたに違いない。 今大会は両サイドバックのカフー、R・カルロスに、FWロナウドも不参加だったが、アドリアーノ、ロビーニョら若手メンバーが活躍。 王国の選手層の厚みをあらためて証明する結果になった。 アルゼンチンは、まるでいいところなく宿敵に敗れ去った。 前半こそ、リケルメを中心とした反撃を見せていたものの、攻守の切り替えが遅く、シュートまで持ち込むことは稀。 リズムをつかみきれないままに、失点を重ねた。 4点の大差がついてから途中出場のアイマールがヘッドで1点を返したものの、反撃はそこまで。 終盤には若手期待のテベスもピッチに送り出したが、ブラジルの安定した守備を崩すまでにはいたらなかった。 準決勝で延長まで戦ったメキシコ戦から中2日、欧州シーズンの疲れも残る主力メンバーは、本来のパフォーマンスをほとんど見せることができずに終わった。 なお、得点王(ゴールデンシュー賞)は、この試合で2ゴールを記録したアドリアーノが逆転で獲得し、同時に大会MVPにも輝いた。 やはりブラジル個人技のうまさが際立った。 このままの調子だと、W杯ドイツ大会も優勝候補間違いなしだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/06/30 10:26:57 AM
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