ミニバラ写真館

2011/01/11(火)18:50

ミニバラの育て方 私のミニバラ植え替え手順 

ミニバラ栽培関係(除く病害虫)(167)

 私のミニバラの植え替え手順を写真でご紹介します。  植え替えの際に根を洗う方がいらっしゃるようですが、それに関する私の考え方は後ほど記載します。 鉢増して育てたもの  植え替えるミニバラです。購入したときすぐに鉢増しして半年から1年育てたものです。4本入っていて、購入したときの土はそのまま残っています。 簡単に剪定する 根の張り具合  植え替えを始める前に簡単に剪定します。これで作業性は抜群に向上します。  抜いた状態です。比較的よく根を張っています。ここまで根が出ていない場合もあります。 金串で2つに分けて  抜いた根鉢に金串を通して、2つに分けます。金串はホームセンターなどで売っているアンカー?と呼ばれるもので、100円くらいで売っています。テントを張るときにも使うようなものです。この鉄の棒は丈夫で絡まった根をほぐすにはとても便利に使っています。クリスマスローズの根をほぐすときも便利ですよ。 4本に分けて土をさばく  さらに金串を使って4本ばらばらにし、絡み付いている土を適当に落とします。これがもっと古株になりますと、株元に土が固くなっていますので、硬くなっているところに金串を通して塊を落とします。 乾燥した植え込み用土は湿らせる 鉢底に肥料を入れて いよいよ植え込み準備です。植え込みのときに気をつけなければいけないことは培養土を湿らせておくことです。培養土が乾燥していると繊細な根を傷めます。白い根は水分を吸うために表皮はとても薄く、乾燥した土に触れれば水分を取られてしまい、痛んでしまいます。例えて言えば繊細な赤チャンの肌のようなところに乾いた砂を擦り付けるようなものです。  鉢底には玉肥えを入れます。これで春先から夏までの生育肥料分は十分です。写真では油粕の玉肥と米ぬかの発酵固形物が入れてあります。米ぬかは発酵に少し失敗して硬い玉になってしまいましたのでそれを使っているものですので、これがよいかどうかは初めてですのでわかりません。 生育の良い株を2つ入れる  鉢底に置いた玉肥えに土を少しかぶせて、根が直接あたらないようにしてから先ほどばらした株を2つ入れます。バラの根を洗う方がいらっしゃるようですが、普通のバラならよいかも知れませんが、私はミニバラの根は洗わないことをお勧めします。  普通のバラはノバラに品種ものの枝を接いだもので根はとても丈夫です。中には太い走り根があってそこに十分養分を蓄えています。一方、ミニバラは挿し木で苗が育てられているため、細かい根しかありません。例えて言えば、パンジーや桜草などの根を洗って植えるようなものです。  パンジーの植え付けでは簡単に根をほぐすだけで植えつけます。それと同じだと考えます。根は繊細なものですからできるだけ傷めないよう気を使います。それが培養土を湿らせておくことにもつながります。普通のバラで根を洗う理由がよくわかりませんが、根にガンシュ病や、ネコブセンチュウがついていないかを調べるためではないかと思うのですが。古い土が残っていると新しい土になじみにくいといわれますが、周辺の土を崩しておけば洗うまでする必要性はありません。かえって害があると私は思っています。 指で支えながら 金串で用土をつきこむ  鉢に深植えにならないように持ち上げながら、金串で土を鉢の中につきこみます。硬くつきこむ必要はなく、大きな空隙ができない程度に土を入れれば、後は水をたっぷりやって落ち着かせます。 たっぷり水をやって完了  水をたっぷりやることが重要です。一度たっぷりやって、水が引けたあとさらに水をやり、土に十分に水を行きわたらせることが重要です。このとき植え土が乾燥していると十分水をやったつもりが、中に水が浸み込まず、水は表面だけ流れて底に流れ、中はからからに乾いていることがあります。  ついでに用土について。他の方のブログを拝見すると、よくコガネムシの幼虫に根をかじられたというお話が出てきます。コガネムシは腐葉土をエサにしますので、培養土に腐葉土を入れれば当然飛んできて卵を産み付けます。  もともと培養土に有機質を入れるのは、緩衝材といって、強い肥料分が入ったときにいきなり根に行かずに有機質が調節する働きを期待するものです。腐葉土はついでに肥料分も含まれているので使うのですが、害が大きいなら代替のものを使えばすむ事です。  ミニバラの場合、培養土に有機質が50%程度入っていることが望ましいと以前教えていただきました。販売されているミニバラにはその培養土にピートモスを100%使用しているものが多いです。そのことがミニバラ栽培に多くのサジェッションを与えてくれると思います。  このブログが面白かったら次をポチッと押してみてください。  おかげさまでだいぶ順位が上がってきました。現在7位です。これで多くの皆さんの目に留まるようになるのでしょうか。 にほんブログ村

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