今日も寒いですね。雪にならなかっただけ良いのでしょうか。
昨日は部屋の中でできることをクレイバラや人形部品作りなどいろいろやっていましたが、変わったことといえば家内が作っているステンドグラス用の型枠作りでしょうか。家内が立体構成のステンドグラスで、半田付けに苦労しているのを見るに見かねて、作業しやすいように型枠を作ってみました。
ステンドグラスは、1枚1枚ガラスを切って、切り口をグラインダーで削って微調整し、そのフチに銅で出来ているテープを貼り付け、その銅テープを媒介にして半田でつなげる作業をします。ガラスは重いのでそれを支える台がないと複雑な形をした状態でつなげるのはとても大変なのです。
ステンドグラス型の作成の経過
写真に写っている上の2つが作りたい形を紙で作ってセロテープでつなぎ合わせたものです。紙なら軽いですから簡単にとめられますが、ガラスをセロテープで固定してその状態で半田付け作業をするのはとても大変です。すぐにゆがんでしまうのです。半田の隙間が空けば出来上がりの口径が違ってしまい器具に取り付けできなくなります。正確な作業が必要になるのです。
なにか良い方法はないか。球形のステンドグラスを作るときは、球形の発泡スチロールを使って、その上に針を刺してガラスが落ちないように引っ掛けながら作業します。(その型が高価なのですが。)それと同じようなものが出来ないか考えました。そこで以前段ボール細工をしたことを思い出し、それでガラスを支える台が作れないか工夫してみました。それが下の写真です。
ステンドグラス型と作ったステンドグラス部分
ガラスは厚みがありますから、それが寸法どおりに納まるよう調整して貼り付け、更に力が加わっても型枠がゆがまないように補強をしました。
ステンドグラス型にガラスを嵌めた状態
この写真では半田付け作業が終了していますが、このように中にガラスをはめ込んで安定した状態で半田付けできるようにしたものです。この形の物をもう一つ同じように作らないといけないものですから、作業を少しでも楽にできるように工夫したものです。
家内の今回の作品は知り合いのパーマ屋さんから制作依頼を受けたもので、照明器具になります。今作っている部分は灯具の下部でこの上に別のガラスで覆いを作ります。照明器具ですから同じものを合計3個作らなければなりませんので結構大変なんです。
この型枠を使うことで半田付け作業が随分楽になったらしく家内に感謝されました。まあ私もたまには良いことをしているようです。