わたしのNOT TOO LATE チェロ日記

2006/09/21(木)01:13

竜巻の恐怖

世間の話題の移り変わりの激しい今日では、今回の台風13号の被害の話はすでに旧聞に属するかもしれないが、9月17日日曜日の午後、JR日豊線の特急列車にちりんが南延岡駅手前で竜巻に巻き込まれて脱線転覆した話は、新聞報道等でご記憶の方も多かろう。 あの赤い列車(あの赤はJR九州のシンボルカラーなのだ)が横倒しになっている写真は衝撃的だった。あの旧式の車両がまだ現役で走っているのか、と驚かれた向きも多いと思われるが、あれは何を隠そう小生が毎日のように乗っている列車なのである。列車はクレーンで吊り上げられ、もとの台車の上に復元されてガラスが割れ、車体のあちこちにへこみのできた無残な姿を電車区の線路の上に今もさらしている。旧式の鉄の塊ともいえる重たい車両が持ち上げられてしまうのだから竜巻のパワー恐るべし、といったところ。延岡市内の別の場所では土台だけ残して家が飛ばされたところもあった。 余談だがあの赤い車両のほかに、昔、長崎線でハウステンボス号として走っていた古い車両も、上から別のペンキでペイントされた上でなお南宮崎駅と別府間で現役である。ローカル線はポンコツ車両が最後のご奉公をするところらしい。 宮崎県は全国で4番目に竜巻の被害の多いところだそうだ。今回被害を受けられた方々には心からお見舞い申し上げる。水の被害はある程度予測がつき、避ける手段もあるが、竜巻はどこに発生するか分からないし避けようもないのがこわいところだ。 写真は10月に宮崎でよくみかけるミゾソバである。

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